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就活生向けに「議員インターンシップ」 他の人がしていないユニークな経験できそう

就活が従来の12月から3月に後ろ倒しされることで、企業や組織のインターンシップに参加して就業体験を行う学生が増えている。リクルートキャリアの「就職白書」では、インターンに参加した14年卒の学生は23.9%と、前年卒比で6.5ポイントも増加している。

中には、一風変わったインターンに参加する大学生もいるようだ。法政大学4年生のTさんは、2年生のときに議員インターンに参加し、来春から金融機関に就職予定だ。就活には、インターンでの経験が役に立ったと話す。

議員活動のほとんどに同行し「社会人慣れ」

議員事務所での会議の様子

議員事務所での会議の様子

議員インターンシップとは、主に大学生の長期休暇期間中、議員と行動を共にするインターン。学生と、政治や社会との接点となる機会で、さまざまなNPOがプログラムを提供している。Tさんは前回の衆院選で初めて選挙権を持ち、一度政治の現場を見てみたいと思って参加したという。

参加して最も大きかった成果としては、「社会人慣れ」したことをあげた。当初は年長者と話すのに緊張があったが、区会議員の事務所で3か月働く中で、徐々に解消されていった。

「いまの大学生は、とにかく学生同士としか話をしない。それではマズいと思い、政治にも興味があったので議員インターンシップに参加しました。就活以前にさまざまなハードルを越えておいたのが、民間の就活にも役立ちました」

議員は、市民や自治体の議員、職員、国会議員まで、とにかく様々な人と会う。そうした活動のほとんどに同行し、さらに政策立案の調査や日常の会合などにも参加できたという。そうした経験は就活において、他の学生に比べて、大きなアドバンテージになったと語る。

「自分のインターン同期は30人くらいいますが、全員内定が決まりました。自分の中ではインターンを経験して、社会人や大人に近づけた気がしたので、その経験はプラスになっていると思う」

Tさんが参加したのは、I-CAS(アイカス)という学生NPO団体が運営するインターン。このインターンを実施して15年目になり、これまで1300人以上が参加したそうだ。夏休みと冬休み期間の年2回募集があり、現在は14年12月~15年3月のインターン生を募集している。

インターン先の議員は「よい意味で普通の人」

I-CASのマッチングフェアの様子

I-CASのマッチングフェアの様子

議員というと「偉そう」と思う人もいるかもしれない。しかしI-CAS代表理事である山内健輔さんは、そのようなことはないと説明する。

「インターンを受け入れてくれる議員さんは、よい意味で『普通』。地元を良くすることに熱心で、現場に出ることを大切にする人が多い。学生にとってはそうした活動に同行し、生の経験を得られるというのが非常に有益だと思います」

山内さんは中央大学2年生だが、1年のときにインターンに参加し、現在はI-CASの運営を行いながら、地方自治についての研究をしているという。

「政治というと堅いイメージがあるかもしれませんが、専門知識は必要ない。選考もなく、誰でも参加できるインターンです。3か月といった長い期間、腰を据えてできるインターンはなかなかないので、少しでも興味がある人はぜひ参加を検討してほしいです」

I-CASのインターンシップは有料で、費用は5000円。学生の都合に合わせて週2~3回の研修が行われる。他の人がしていないユニークな経験をするという意味で、面白い試みかもしれない。

あわせてよみたい:就活が終わったら、無料で「混浴」しに行く??

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