手書き履歴書って無駄じゃない? 各社共通ウェブ履歴書、チャット機能で効率的に選考を受けられる就活サイトが登場
ウェブ履歴書には学歴や資格、自己PRなど、紙の履歴書と同様の項目がある。企業は、応募のあった学生の履歴書を確認し、次の段階に進めるかどうか検討する。応募のない学生には「うちに応募しませんか」というスカウトも送れる。
スケジュール調整や選考結果通知など、企業と求職者の連絡は、サイト内のチャットで行われる。メールより連絡が手早く、スピーディに選考を進められるのが利点だという。
ウェブ・クリエイティブ企業のほとんどは中小・零細企業だ。同社担当者によると、一般的な就活サイトは新卒の大量採用を前提としているため、少人数しか採用しない企業ではコストが割高になりがちだという。
「今の就活は学生にとっても無駄が多いと思います。こうした無駄を減らし、マッチングしやすくしたいという思いがあります」
その上で、同サイトでは「既存の就活サイトではリーチしにくい層に対して、ピンポイントな求人需要と求職需要のマッチングを提供することができる」と言う。
サービスは3月上旬から開始した。現在、企業や学生向けにサービスの周知を図っている最中で、掲載社数は同社含め4社。5月下旬にはエントリーを締め切り企業も少なくないが、
「積極的に就活したい人より、就活に面倒くささを感じている人をターゲットにしています。エントリーのピークが終わった後、一般的な就活のスケジュールよりも遅れて盛り上がってくれたらと思います」
とコメントした。
なお、サービスを利用できるのは2019年卒予定で、2018年に就職活動を行う学生のみとなっている。