新入社員の3割「勤め先はブラック企業だと思う」-「忌引の交代人員が見つからず出勤」「社名検索するブラックと出る」
一方、不満を持つ点は「残業が多い」(40.6%)が最多。以降「有給休暇が取得しづらい」「給与が少ない」(同34.4%)、「職場の雰囲気が自分に合わない」「昇給が期待できない」(同31.3%)と続く。
またセクハラやパワハラ、モラハラなどのハラスメント行為を受けたことがある人は4.5%で、入社後、会社を辞めたいと思ったことがある人は27%。理由に「仕事が面白くない」(37%)を挙げる人が最も多い。以降「会社の雰囲気が合わない」(35.2%)、「上司や先輩との人間関係」(29.6%)、「待遇(給与や福利厚生)がよくない」(27.8%)と続く。
勤め先が「ブラック企業ではないか」と感じたことがある人は30.5%で、具体的には
「お給料や評価など社長の独断と偏見で評価が決まったりするため、一定した給料が入らない」(男性、会社員)
「忌引きの交代が見つからず、出勤している人を見たとき」(女性、会社員)
「ネット検索でブラック企業と書かれた検索結果が出てくる」(女性、会社員)
などの他、業務時間長いにも関わらず残業代が出ないという声が多く寄せられた。
上司・先輩からのSNS申請、「困るが受け入れる」が半数
会社の上司や先輩に飲み会に誘われた場合、「参加したい」と回答した人は73.5%。理由は「職場の人間関係を円滑にできるから」(72.1%)、「仕事や社内の情報収集ができるから」(44.9%)が多く、飲み会も仕事の一部と考えている人も少なくはなかった。
一方「参加したくない」(26.5%)と言う人は「プライベートの時間を大切にしたいから」(67.9%)が最多。「上司や先輩と話をすることが面倒だから」(41.5%)、「飲み会やお酒が好きではないから」「節約したいから」(39.6%)に続き、「仕事とは関係ないと思うから」も35.8%いた。
職場の人からSNSの友達申請やフォローが来たらどのように対応するかを聞くと、同期については「嬉しいので受け入れる」(59%)だが、先輩・上司は31.5%となった。また「困るが受け入れる」も同期が26.5%なのに対して、上司・先輩は47%。「受け入れない」は上司・先輩が21.5%で、同期は14.5%となった。
理想の上司について聞くと「仕事をよく指導してくれる人」(66%)が最も多く、「人格が尊敬できる人」(60.5%)、「相談にのってくれる人」(51.5%)など、頼りになる人を求める傾向があるようだ。