年収1000万円以上のミドル世代が転職で感じたギャップ1位「社員のクオリティ」、2位「社風」
転職前の期待を下回っていたポイントは、第1位「給与・年収」(32%)、第2位「社員のクオリティ」(28%)、第3位「仕事内容」(27%)だった。
年収別に見ると、ギャップを感じたポイントとして年収1000万円以上の人は「社員のクオリティ」(36%)が最も多く、次が「風土・社風」(30%)となっている。年収1000万円未満の人では、「給与・年収」(34%)、「昇給・賞与(ボーナス)」(25%)といった金銭面に関する項目が上位に入った。
転職後にギャップがあった原因の第1位は「入社前の情報収集が不足していたため」(35%)だった。「妥協せざるを得なかったため」(29%)、「入社後、会社の状況がかわってしまったため」(28%)も多かった。
「35歳の昇給なし、賞与なしで入ってしまった」という人も
自由回答では次のようなコメントが寄せられた。
「自分の情報収集不足だったこともあるが、社風が体育会系であり、『上の言うことは絶対である』というとんでもない文化だった」(41歳男性)
「風通しがいいと最終面接で聞かされていたが、実際は、非常に保守的なオーナー企業で、少しも意見が言えない環境だった」(44歳男性)
「離職期間を短くしたいため、急いで転職先を決めてしまった。結果、35歳以上の昇給なし、賞与なしということを知らないで入ってしまった。口コミなどをよくチェックするべきだった」(46歳男性)
企業は面接では自社のいいところしか言わないもの。事前に上手く情報収集して会社の内情を調べておくことが重要なようだ。