女性新入社員の半数が「初ボーナスの額に不満」

ボーナスが支給された人を対象に、事前の予想額を聞くと、男性で最も多かったのは「1万～5万円」（25％）で、次いで「1万円未満」（20.8％）、「5万～10万円」「10万～15万円」（16.7％）と続く。

一方、女性は「5万～10万円」（35.9％）で、以降「1万～5万円」（33.3％）、「10万～15万円」（15.4％）、「1万円未満」（10.3％）となった。

実際に支給された額について、男性の上位3つは「1万～5万円」（22.9％）、「5～10万円」（20.8％）、「1万円未満」（16.7％）となり予想額と同じ順となった。また予想額と支給額の差は約2～4ポイントに留まった。

女性も上位3つが「5～10万円」（35.9％）、「1～5万円」（26.9％）、「10～15万円」（16.7％）と予想額と同じ。ただ「1万円未満」（2.6％）は予想額の7.7ポイント減となった。男性に比べて女性は実際の支給額よりも予想額を低く見積もる傾向が見られた。

ボーナスに満足している理由「半年も働いてないのに頂けたから」

ボーナス額への満足度を聞くと、「満足している」「やや満足している」の合計は男性で70.9％だが、女性は48.7％に留まった。また「やや不満」「とても不満」と回答した女性に理由を聞くと、

「その分、給料が大幅カットされていたから」（22歳女性）
「他に比べて少ないから」（23歳女性）

という声が寄せられた。一方、満足しているという男女に理由を聞くと、「半年も働いてないのに頂けたから」（26歳女性）、「ボーナスが出ると思ってなかったから」（18歳男性）など、ボーナスをもらえるだけでありがたいと感じていることが伺える回答が目立った。

夏のボーナスが支給された人で、事前にボーナスの使い道を決めていたという人は男性で54.2％、女性で64.1％。事前に使い道を決めていた人の100％が「その目標に使用できた」と回答している。

使い道は男女ともに上位3位が「貯金」（男性64.6％、女性74.4％）、「両親にプレゼント」（27.1％、37.2％）、「自分へのご褒美」（20.8％、34.6％）となった。男性は同率3位に「生活費」も入っている。調査元は「現代の新社会人の堅実さがうかがえます」としている。