ブラック企業の最低な給与事情「13時間労働で日当3000円」「給与明細と入金額が合わない」「給与が提示額と違う」
技術職の20代男性は、ほぼ毎月の残業時間が100時間を超えていた。申請すれば残業代は出るものの、歩合でもらえる賞与額から差し引かれる形になっていたため、「評価が下がるため結局みな申請しない」という状態だった。
「歩合以上の残業代を請求した場合は注意され残業時間を書き換えるよう説得された。基本給も15万程度とかなり安く、昇給もほぼなかった。給料面、時間面において最悪だった」
販売・サービス業に従事する30代の女性の勤務先は、残業代は一律で時給700円で計算されており、「最低賃金割れしていました」と明かす。さらに、
「出勤は一部無かったことにされた。給料日に支払いを忘れられたことや、明細書と入金額が合わないこともありました。上司へ改善を求めても、何も変わらず」
と、酷すぎる会社の実態を暴露した。ちなみにこの勤務先の未払い賃金についてはほかの従業員とともに支払いを訴え、2年分を全額支払ってもらったと書いている。
「月間400時間労働の職場。タイムカードの退勤時間は勝手に打刻」
技術職として働く50代男性の勤務先は、新人に幹部手当を払う代わりに残業代は一切出さないほか、
「給与額は入社前の提示額よりも1万円勝手に減額された」
「月間総労働時間は400時間ほどだが、退社時間のタイムカードは勝手に打刻されていた」
など、やりたい放題だ。クリエイティブ職で働く30代の男性の職場もひどい。残業代と深夜割り増しの未払いだけでなく、
「15分前に出社しなければ罰金5000円」
という謎ルールが適用されている。さらに応募時は「賞与有」とあったが、実際の支給はなかった。我慢の限界に達した男性は行動を起こし、「労働審判を行い、支払いに応じさせました」という。アンケートには、残業代や給料が支払われないなど苦労経験のある人からの声が多く寄せられた。