ブラック企業の日常「1日働いて3600円」「文句を言ったら”お前は要注意人物”呼ばわり」
技術職の20代男性は、入社初日から職場で「お前を歓迎しない」と言われ、衝撃を受けた。ほかにも、
「お前から変な臭いがする。洗剤変えろ」
などと暴言を吐かれ、男性が仕事でちょっとでも失敗すると、2時間ほどの説教を受ける環境だという。
販売・サービス業の40代女性は、以前「週休1日、忙しかったら出勤で休みなしの2週連動、1日12時間勤務、休日残業手当なし」という過酷な労働環境で働いていた。さらに「有給申請しても却下」「社員以外は社員食堂の利用禁止」で、上層部に少しでも苦情を言うと、
「会社にたてつくのか。おまえは要注意人物に認定だ」
と逆ギレされてしまった。女性は、「今考えたらすごいなあ」と呆れている。
専門学校講師、なぜか月額5000円の会費を負担
専門学校で講師をしていた50代女性は、「休日出勤に手当てがつかないし、交通費さえ出ない。 残業代が出ない」という状況に不満を抱いていた。残業代については、上司から「申請するな」と言われていた。
勤務先の専門学校では、「イベント代」という学校側に都合のいい「謎の名目」があった。例えば「1日働いても3600円しか出ない」というもの。イベントの日だからといって、労働にカウントしないのはおかしい。また仕事で使う備品は自腹購入、交通費の支給もないうえ、
「なぜか講師が会員費、月3000円、または5000円を支払っている」
という状況だった。
販売・サービス業の30代女性は、一部の従業員のとばっちりを受けてボーナスをカットされてしまった。売り上げが少ない中で、交際費を使いまくった人がいたためだ。この状況に女性は、
「余分な交遊費をカットしたり、不要な会議を削れば良いと思うのに、管理職が無能すぎ。無駄遣いばかりで管理職の給料から天引きして欲しいくらい」
とこぼす。「某自動車会社の前会長のように『東京地検特捜部だ!』とガサ入れして欲しいくらい」と怒りをあらわにする。会社から納得の行く対応は行われなかったようだ。