採用担当者の7割「履歴書の写真は選考に影響する」 盛りすぎ加工はマイナス評価になる傾向も
マンダムは2月25日、就活生の身だしなみと態度に関する調査結果を発表した。調査は2018年12月にネット上で実施し、30~60代の上場企業新採用担当者の412人から回答を得た。
採用の過程で、学生の履歴書の証明写真から受ける印象は選考にどの程度影響するかを聞くと、「大いに影響する」(18.9%)、「やや影響する」(48.5%)の合計が約7割となった。
就活を有利にするには「写真修正を控える」「身だしなみケアで清潔感を持たせる」
履歴書の証明写真から感じ取ることができる印象(容姿を除く)については、「清潔感」(65.8%)が最多となった。選考過程の第一ハードルとなる履歴書やエントリーシートの段階から、清潔感のある身だしなみを意識することがポイントになりそうだ。
また採用面接において、履歴書の証明写真と実際の姿に「プラスのギャップ」を感じたことがあるかを聞くと、「よくある」が25.5%。「ときどきある」も含めると約9割が感じていることがわかった。
一方、「マイナスのギャップ」を感じた経験についても、「よくある」が20.6%で、「ときどきある」も含めると約8割の新卒採用担当者がマイナスのギャップを経験していることがわかった。
またプラスのギャップが選考に影響すると回答した人は74.6%で、マイナスのギャップは85.4%にのぼる。
早稲田大学国際教養学部・森川友義教授は、昨今証明社員でも美肌加工などレタッチサービスも登場しているが「過度な修正は実際の姿ともマイナスのギャップを生み、採用担当者にとってもネガティブな評価につながる」ということを指摘。就活を有利に進めるポイントとして、
「証明写真における過度な修正は控えるとともに髪型やスキンケアなど身だしなみケアでリアルの自分に清潔感を持たせること」
とコメントしている。