職場の謎ルール「トイレに行くたび打刻」「遅刻1分で始末書、3回で懲戒免職」「定時退社は理由を書かないと1万円天引き」
「社食を使えるのは正社員だけ」「先輩や上司が退社するまで帰れない」など、職場には理不尽なルールが存在する。キャリコネニュース読者に実施したアンケートから、変な決まりに振り回され困惑する人の体験をご紹介する。
技術職として働く30代男性の職場では、定時で帰る場合は「なぜ定時退社するのか」の理由を書くことになっている。書き忘れると、「給料から1万円が引かれます」という。
管理事務職の20代女性は、仕事で必要なものはまず自腹で購入する。後に会社が必要性を検討し、「必要なし」と判断すれば自己負担になる。備品はあるが、社会人が使いにくいキャラモノや取引先からの年賀などで使えない。
「でも会社は用意していると言い張り、備品はほぼ全員が自腹で買っています」
「会社の指示で業務ビデオを見たり契約更新をしたりするときも、都度打刻で減給」
販売・サービス業の30代女性は、非番の日でも朝8時までは行動の自由がない。会社から出勤命令を伝える電話が来るかもしれないからだ。電話を受け取っても出勤ができない場合、
「シフトに協力出来なかったら、次の出勤日の仕事終わりに社長から個人面談される」
という。旅行に行きたいときは、2か月までに職場に申請する決まりがある。
販売・サービス業で働く女性は、「トイレに行く際もその都度打刻だった」という。用を足すため席を立つたびに給与を引かれる。うっかり打刻を忘れると、「確信犯や常習犯であるかのような扱いを受ける」。トイレだけの話ではない。
「会社の指示で業務ビデオを見たり契約更新をしたりするときも、都度打刻をさせられ、給与を引かれます」
「始業1時間前にきて掃除をする。遅れると怒られます」
営業職として働く20代男性は、月間の残業時間が100時間を超える。さらに土曜日のサービス出勤も常態化しており、労働環境は悪い。また定時は18時にも関わらず、
「ノー残業DAYは19時までに退社 笑えてくる」
というすでに「ノー残業」ではない勤務先の方針に呆れている。
営業職の30代男性の職場は、ノルマはないものの達成すべき目標が毎日ある。定時までにクリアしていないと上司から「帰る気か?」と怒鳴られて退社できない。目標達成しても「他の日の目標に取りかかれ!」と言われるので、どちらにせよ定時に帰れない。
ほかにも、
「遅刻を1分でもしたら始末書。3回やったら懲戒免職」(20代・男性、販売・サービス業)
「始業1時間前にきて掃除をする。遅れると怒られます」(20代・男性、技術職)
といった謎ルールがあるようだ。