クリエイティブ職の40代男性の勤務先では、残業が禁止だ。一見すると良さそうだが、納期が迫る時期でも残業は認められず、
「夜中に会社に忍び込み、こっそりとペンライトにて作業をして午前3時過ぎに退社しました」
という。納期厳守のため、業務時間外に隠れて仕事をさせられていた。会社の掲げる「残業禁止」とはどういう意味だろう。
販売・サービス業で働く30代男性の会社では、通常の休みの日に有休を使ったことにさせ、無理やり有給消化としていた。男性は会社独自の有給制度のおかしさを嘆く。
営業職をしていた40代男性は、「上司の高圧的態度と理不尽な俺様ルールにうんざりでした」という。たとえ仕事が早く終わっても退社できず、意味なく残業しなければならなかった。さらに、
「残業させるために、定時内に終わらない仕事量を割り振ってきます。残業代は何かと理由をつけて払いません」
という。これが退職理由となったようだ。
「半年帰宅できず、286連勤。深夜1時~午前5時にかけて、意味のわからない反省会」
販売・サービス業の30代女性は、元勤務先のことを「正社員から次々に退職する職場でした」と説明する。
「激務が当たり前で、深夜勤務後に日中のシフトに入った人もいましたね。過労で倒れてしまい、そのまま退職した社員もいました。パートでも30時間連続で働いた人もいました」
営業職として働く40代男性は、「1日20時間勤務」が常態化していた。週休はもちろん0で、
「最高で450日連続勤務したことがあります。おまけに名ばかり管理職のため残業代も0円。配属先が通勤圏内ではないこともあり、サウナか銭湯が自宅がわりです」
とブラックぶりを明かす。ほかにも、
「30連勤で手取り17万。残業代、休日手当てなし。日曜日は無給で毎週出張。100km以上だと日給1500円が出ました」(30代男性、販売・サービス)
「半年帰宅できず、286連勤の経験あり。深夜1時~午前5時にかけて、意味のわからない反省会。深夜の緊急性のない電話にうんざりでした」(20代男性、クリエイティブ)
といったブラック企業エピソードが寄せられた。
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