サラリーマン増税「年収850万円超の人は要注意」に悲鳴 「がんばって働く気が失せる」一方で「うちには関係なかった」も多数 | キャリコネニュース
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サラリーマン増税「年収850万円超の人は要注意」に悲鳴 「がんばって働く気が失せる」一方で「うちには関係なかった」も多数

サラリーマン増税「年収850万円超の人は要注意」に悲鳴

サラリーマン増税「年収850万円超の人は要注意」に悲鳴

年収が850万円を超えるサラリーマンは、2020年から増税となる。この詳細を、6月15日のキャリコネニュースが「2020年に始まる『サラリーマン増税』の仕組み 「年収850万円」超える人は特に要注意」と記事で伝えると、同ニュース内で即アクセスランキング1位になり、大きな注目を集めた。

ガールズちゃんねるでは6月19日にスレッドが立ち、

「がんばって働く気が失せる」
「一生懸命勉強して良い会社に入った結果がコレ」

といった悲鳴が次々に上がっている。(文:okei)

「稼ぐほどバカを見る。850万円でも都会ならキツいのに」

この税制改正は、来年1月からサラリーマンの「給与所得控除」の額が一律10万円引き下げられ、増税につながるというもの。しかし、控除額が下がる代わりに基礎控除は引き上げられるため、年収850万円以下では実質的に変化がありません。

一方で、850万円を超える人は負担が増えることになります。現在、給与所得控除の上限額は、給与収入額1000万円超で220万円ですが、改正後は、給与収入金額850万円超で195万円と、上限が引き下げられ、課税所得が増えてしまう。

年収800万円前後は、地域によって子ども医療費補助が受けられないなどの所得制限が多いこともあり、スレッドでは、

「なぜ一生懸命働いてほとんどなんも恩恵を受けられない(むしろ搾取されてばかり)から更に取るかな!!? 」
「850万ってたいして贅沢できないから! まず議員減らせよ、予算減らせよ、やれることしてからやれよ」

などと怒りが収まらない人が多数。「稼ぐほどバカを見る。850万円でも都会ならキツいのに」「働いたら負け。真面目に職に就いて働いてるのが馬鹿馬鹿しい」などと、勤労意欲をなくす人がいるのも頷ける。

過去25年で年収300万~700万円の割合が低下、貧富の格差広がる

一方で、「あ、850万超えない ヨカッタ」という年収850万円以下の人からの声も多い。

「850万以上?うちには関係なかった」
「850万円? 今の2倍の給料になるなんてあり得ないから関係ないわ」

いいのか悪いのか、「うちの夫婦の年収合わせても半分も届かない」という人もいる。むしろ自分は対象外という人のほうが多いだろう。

内閣官房の政策会議資料で「過去25年間の所得カーブの変化」を見ると、男性60歳未満で300万~700万円の割合が低下する一方、200万円未満の割合と、700~1000万円の割合が増加している。つまり中間が減って貧富の差が広がったといえる。増税したくても低所得者や中間層からはなかなか取りづらいため、850万円を超えた辺りから増税しよう、となるのだろう。

ただこれも、自分には関係ないとばかり安心していられない。サラリーマンの所得税は消費税と違って給与から天引きされるため、変化に気づきにくい。今後また、いつ所得制限限度額が引き下げられるか分かったものではないのだから、税制改正の動きには常日頃から注視していきたい。

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