勤務先にお盆休みの概念がないことへの不満も目立つ。管理・事務職の30代男性は、取引先のほとんどが休みなので特に仕事はない。しかし、「お盆休みが制度として存在しないため、出社せざるをえない」という。同じく管理・事務職の40代女性も、
「会社自体に連休設定がない。ずらしての休みが有る訳でもない。GWも正月休みももちろんない」
と、従業員を休ませない体制にいら立ちを隠せない。
販売・サービス業の20代女性は、年中無休の店舗で働いている。仕事の特性上、長期休暇中の出勤には不満はないが、「時期をずらした休みも認められない」ことには納得いかない。女性は、
「この職場で働き始めてから、3連休以上の休みはなく、数か月に一度ある2連休が非常に嬉しいです。家族とも友人とも休日は合わず、唯一ある休日は一人で過ごすしかない。この状況がとても悲しい」
と明かす。職場は人手不足のため、辞めたくも辞められない状況だ。
「振替休みもないから、お盆休みの一般企業が本当に羨ましい」
お盆休みは国が決めた休みではないため、取引先が営業していることから出社せざるをえないケースもある。クリエイティブ職の20代男性もそんなひとり。休み直前になって発注する人がおり、「事前に何の知らせもなく一方的に仕事を投げてくる」ようだ。
「こちらが休みたいと思っても、平気な顔して仕事を出してくる人がいる。そもそも発注側もこっちが休みっていうの知って仕事を出しているかもしれないのに、わざわざその休み潰してまで早めに納品したいか?」
お盆の時期の仕事の依頼は、相手先の休み状況を確認した上で行う方が、今後の関係も悪化しないのではないだろうか。
薬局勤務の20代女性も、近くのクリニックが開いているため休みがとれない。「振替休みもないから、お盆休みの一般企業が本当に羨ましい」と不満を漏らしている。
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