1位の住友商事は、残業・休日出勤に関して、
「近年全社的に残業が減少。有給休暇消化率も上昇。働きやすい、効率的な職場環境となってきている。そのぶん、仕事の処理スピード能力、集中力がますます問われることとなる。かつての付き合い残業やだらだら残業はほぼ皆無。能力のある人にとっては理想的な職場、勤務環境になったと思う」(営業マネージャー/50代前半男性/年収1500万円/2016年度)
といった口コミが寄せられている。400年の歴史を持ち、5大総合商社のひとつである住友商事。世界各地に拠点を持ち、金属、輸送機・建機、インフラ、メディア・デジタル、生活・不動産、資源・化学品の6つの事業を展開している。
全社でコアタイムを持たないフレックスタイム制を導入し、標準勤務時間を7時間15分と短めに設定。また、年次有給休暇のほか、リフレッシュ休暇や半日休暇など休暇制度も充実させている。
同社では、2005年頃からワークライフバランスの重要性に着目し、さまざまな取り組みを開始。世界を相手にビジネスを行う商社では「長時間労働が当たり前」というイメージもありますが、会社をあげて残業時間削減や有給休暇取得促進などを行ってきた。
また、社員がライフイベントに合わせて活躍し続けられるよう、事業所内保育所の設置といった環境の整備も。2015年には、子育てサポートに特に積極的な企業に付与される「プラチナくるみん」マークを取得している。
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「卸」「商社」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上評価が寄せられた企業。対象期間は、2015年4月~2018年3月。