大学の研究室で事務補佐員として働く女性は、上司の理不尽な振る舞いを嘆いている。上司は家族の買い物をする際、必ず女性を同行させた。そして毎回、なぜか1~2万円を女性に立て替えさせていたという。
「残業をしないで帰ると帰宅後に、『明日締切の仕事がある』『社会人としての自覚がないのか』というメールが送られてきたこともありました」
女性は上司の指示に応じていたという。
「当時はまだ子どもが小さかったので、寝かしつけてから、再び車で研究室に戻って仕事を続けました。一度だけでなく何度もです。それも終電がない夜中に。大学側との当初の取り決めでは『残業してはいけない』といわれていたんですが……」
一方、女性の同僚は人事課に週2日勤務で申請していたが、実際は週5日勤務を強いられたそうだ。それなのに週2日分しか支払われず、3日分は無給扱いだったという。完全にブラックだ。
「月2万円分の祝電が自宅に送られてくる」
大手運送会社で働く40代男性は、会社の異様な空気を語る。
「グループ系列に電報を扱う会社があります。毎日『電報』『電報』と呪文のように唱えさせられ、社内の業務連絡も『電報』『電報』。おかげで自宅に毎週のように祝電が届いております(月に2万円分くらい)」
電報のノルマを課されているが、自分で契約してしまう人が多数いる、ということのようだ。
30代男性は以前、衆議院議員の秘書をしていたが、パワハラや暴力が日常茶飯事だったという。
「先生は政策演説では『賃金を上げます』と仰せられていたが、自らの秘書の賃金は考えてもいなかった。だから所詮は美辞麗句なんですよ」
かつて話題になったパワハラ女性議員の一件は記憶に新しいところだが、こうしたケースが続けば、まともな人材は国会議員秘書にはなりたくないと思ってしまうのではないだろうか。
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