販売・サービス職の40代女性は、父親の葬儀に参列しようとした時の会社の対応について次のように語る。
「葬儀のため休みたいと申請したら、『葬儀に行って何になる!人手不足なんだから葬儀より仕事を優先しろ!』と怒鳴られた。無理して葬儀に行って2日休んだら、迷惑料という名目で給料2日分、5万円も引かれていた」
クリエイティブ職の40代男性はプロジェクトの最中に祖父が亡くった。1日忌引きで休んだが、葬儀の最中でも上司から「いつに葬儀が終わって会社に戻るのか」と何度も電話がかかってきたという。早く仕事に戻ってきてほしいのかもしれないが、迷惑千万でしかない。
「朝礼で『会社の仲間を見捨てた』と反省の弁を述べさせられました」
研究開発を行う60代の男性は、「社員は家族」と称していた会社に勤めていた。三親等にあたる親族の葬儀に参加したときは吊し上げにあったという。
「親族が死亡したので、葬儀に出席するために有給休暇を取った結果、『会社の規定に三親等の葬儀での休みはない』と責められ、朝礼で『会社の仲間を見捨てた』と反省の弁を述べさせられました」
営業職の20代男性は、祖父が亡くなった時のことを挙げる。帰宅させてもらえたものの、
「『帰らせてもらった感謝が足りない。普通は二親等の葬儀で会社は休めない。帰らせてもらったことに感謝しろ』と言われた」
という。親戚の葬儀で休めるかどうかはともかく、普通は社員に対して感謝を要求するようなことはしない。ブラック企業ならではのやり方ともいえる。
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