
画像はイメージ(AIで作成)
大手の取引先に出向して、そこで高い評価を受けると元いた会社で思わぬ嫉妬やトラブルを招くことがあるようだ。
千葉県の50代男性(建築・土木技術職)は、中途入社した会社から取引先へ10年間出向していた。そこで重要なポジションを任されていたが、出向先から転籍の打診を受けたことをきっかけに、在籍元の会社との関係が一気に悪化したという。
在籍元の待遇が良くなかったため、今後の人生設計を考慮して前向きに考えたが、出向先役員から在籍会社の上司へ打診したところ、
「在籍会社役員を含め上司全員がハレーション(編注:混乱や反発)を起こすとんでもない事態になった」
という。(文:篠原みつき)
「転籍の話があったが断った」と勝手に断られる始末
反対された理由は、男性が出向先に移籍すると「職場にハレーションが起きる」とのことだったが、ハレーションを起こしたのは男性を妬んだ「上席の者だけ」と男性は書いている。
移籍の話が出たとたん在籍元の事務所へ呼び出された男性は、上司から感情的に詰め寄られた。
「直属の上司より『お前はどこの会社の人間だ』とか『転籍の話があったが断った』と温度感上げて話をされる始末」
勝手に話を断られた上に、高圧的な態度を取られたことで男性は呆れ、その場で退職の意思を表明したという。翌日からは出社拒否をしてそのまま辞めるつもりだったというが、
「事務所を出た後、直属の上司が泣きついてきて、担当しているプロジェクト終了まで在籍して欲しいと掌を返す始末」
あまりの変わり身の早さだが、男性は出向先への恩義から、その後半年間は在籍し続けた。
飲みに誘われるも「もう私的には関わりたくは無いと思っています」
しかし、その間も会社側は「関係関連会社に転職するのではないかと探りを入れる始末」で、男性は「呆れたを通り越して気味の悪い体験をした」という。
さらに退職時、筋を通すために事務所に挨拶に行った際も、違和感のある対応をされた。
「自分の部下が上位の会社へ転職しなかったのが嬉しかったのか、次の職場決まったら飲みに行こうと気持ちの悪い対応をされ退職となりました。もう私的には関わりたくは無いと思っています」
そもそも、中途入社した男性に対して「研修等はなし。即実務に入り5年目に取引先へ出向」させるなど、扱いがひどい会社だった。業務中も「何かクレームがあれば上司ではなく私が処理する様な感じでしたので、組織的にここはダメだなと感じました」と振り返る。
「前職の年収は350万程しかありませんでした」という男性。現在は派遣として設立2年目の会社で立ち上げから関わっており、年収は前職より100万円アップ、今後は直接雇用になる予定だ。「正直、辞めてよかったと感じてます」とスッキリした様子で書いている。
優秀な社員を大切にしない会社は、何をしても人材が離れていくという実例だ。
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