外資系ホテルで働いていた40代女性は、創業時からいた元上司を「ヤクザ気取り」と評する。元上司は「羽織袴に日本刀を持った写真を自分の事務所に飾って、恫喝する痛い人」だったという。
そんなある日、その上司の部下が不祥事を起こした。部下はマネージャーで、客前でウエイトレスを殴ったという。しかし、「マネージャーはヤクザ上司の子分だから懲戒されなかった」という。また、当時の職場環境についても、
「1日平均16時間、ほぼぶっ通し。家に帰れず、換気の悪いカプセルホテルに泊まり込み。休みの日に家に帰っても会議があれば休日出勤」
と振り返る。女性は、上司に無理やりシフトを変えられるなどされたことから、鬱病寸前になって退職した。「日本のホテルは教育レベルの低い従業員が多く、業界自体を離れるきっかけになった」という。
販売・サービス職の30代女性はかつての勤務先にいた、少しのミスも許さない元上司について明かす。上司のターゲットになると毎日のように怒鳴られ、人格否定を繰り返される。さらに、
「上司の納得する回答をしなければ、仕事もさせてもらえず立たされます。机を叩いたり、蹴ったり物を投げたりして脅されました。鬱病になり、体重も10キロ減りました」
女性は自宅で倒れ、救急車で病院に運ばれた。そのまま入院し、診断書が出たことで退職できたそうだ。
秒単位でピッタリ定時に帰らないと「なぜ業務命令に従わない」と文句
管理・事務職の40代女性は、元職場にいた上司について綴る。ある日の終業時間前、上司から「今日はノー残業デーだから定時で帰ってください」と指示された。ところが、客先からの急ぎのメールが来た。
「返信をしなくてはならず、定時を5分ほど超えて帰ろうとしたら、『業務命令違反』と言われ、業務命令遵守に関する注意書が既に用意されていて手渡された。その説明をしだしたのでタイムカードを押すのが遅れ、結局は20分ほど遅くなった」
女性は翌日、例の注意書を提出したが、上司は「すぐに帰らなかった」とさらに懲戒書を出してきた。それにとどまらず、翌週には突然「明日から来なくてもいい」と何の説明もなしに解雇通知書を手渡された。説明を求めたが、「解雇するんだから説明する必要も意味もない」と言われた。女性は、
「それから会社を退職するまで、毎日のように秒単位でピッタリ定時に帰らないと、『帰れといったのになぜ業務命令に従わない』と文句を言われ、理不尽な思いをし続けた」
と綴った。
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