2019年度の結果を男女別に見ると、男子が将来就きたい職業1位は「YouTuberなどのネット配信者」(5.8%)。YouTuberは2016年度調査の自由解答欄に登場して以降、初めて1位となった。
2位以降、「プロサッカー選手」(5.5%)、「プロ野球選手」(5.0%)、「運転士」(4.7%)、「警察官」(3.3%)、「医師」(3.0%)、「会社員」(2.8%)、「研究者」(2.3%)、「エンジニア・技術者」(2.2%)、「公務員」(2.0%)が上位10つとなった。
30年前は上位3つが「プロ野球選手」「一般サラリーマン」「プロ野球選手以外のスポーツ選手」で、2019年でも小学5・6年生の上位3つ以内に「会社員」が入っている点は共通している。
一方、女子が就きたい職業1位は「パティシエ(ケーキ屋)」で11.3%。2位以降、「保育士・幼稚園教諭」(5.0%)、「看護師」(4.5%)、「医師」(3.8%)、「花屋」「ファッション関係」(同3.7%)、「パン屋」(3.3%)、「漫画家・イラストレーター」(2.8%)、「動物園の飼育係」「歌手・アイドル」(2.0%)と続く。
30年前の上位3つは「保育士・幼稚園教諭」「小・中・高の先生」「看護師」。同社は、「この30年間で学校の教員の人気はやや減少したものの、調査元は「保育士・幼稚園教諭、看護師は女子に人気であり続けている職業だと言える」とコメントしている。
また男女ともに人気が高い「医師」だが、1989年は女子ランキング圏外だったのが今回4位となっている。同社は単純比較出来ないとするものの「近年、医師に占める女性の割合が上がっていることが、女子人気につながっている可能性が考えられる」としている。