20代から60代の働く466人を対象に、自身の職場で男女による不平等を感じることを聞いたところ、男性は「仕事における責任の重さ」(36.3%)が最多になった。2位は「男女による不平等を感じることはない」(31.1%)、3位は「昇級や昇格のしやすさ・機会」(30.8%)だった。
一方、女性は「昇級や昇進のしやすさ・機会」(47.5%)が最多。2位は「給与額の設定」(44%)、3位は「仕事における責任の重さ」(27.7%)、4位は「雑用・雑務を割り当てられること」(27.7%)。職場の不平等の認識には男女でギャップがあることが明らかとなった。
男性の育休取得、9割賛成も「自分が取ることには抵抗感ある」5割
働く466人を対象に、男性の育児休暇についても聞いた。職場の男性社員が育児休暇を取得することについて「賛成」と答えた人が33.5%、「やや賛成」が52.4%で、男性の育休取得に賛意を示す人が全体の9割弱になった。男性は84.6%、女性は88.7%が賛意を示している。
しかし、全員を対象に自分が育休を取ることへの抵抗感を聞くと、男性の18.2%が「感じる」、37.2%が「やや感じる」と回答。男性の半数以上は、自分自身が育児休暇を取得することに抵抗を感じていることが分かった。
育児休暇取得に抵抗を「感じる」と答えた男女238人に「育児休暇取得に抵抗を感じる要因」を聞くと、「職場に気を使うから」が58.8%で最多。「会社や顧客に迷惑をかけそうだから」(51.7%)、「収入が減るのは困るから」(31.5%)と続いた。