女性の職場の定時は、8時~17時。ところが7時50分には朝礼がはじまり、17時以降も仕事が入ってくる日々。社長が「仕事を断るな」という方針の会社のため、「翌日にしてください」とも言えず、また言ったとしても叱られるという。会社の教育体制についても不満が募る。
「仕事の教え方が圧倒的に下手。直属の上司は、基礎もままならない人に『自分で考えて工夫しろ』と怒鳴り、当の本人は考えることを放棄。何もかも丸投げして、文句だけつける」
また人のミスにはどこまでも厳しい人物で、「原因よりも犯人探しに躍起になる」という。大騒ぎした挙げ句、自身が原因だとわかった途端、「ヘラヘラと笑って言い訳に一生懸命になっている」というのだ。
そんな上司は社長の目を気にして、部下を定時退社させることはない。長時間労働が社長への「頑張ってるアピール」だと思っているという。また上司の裁量で、残業代も19時半以降でないとつかない。これも本人は経費削減のつもりでいる。
今日は定時で上がりたい……「もっと会社のために奉仕しろ」「甘い」
「繁忙期は、夜中や明け方までの勤務なんてざら。やっと終わったと思っても、上司が次の仕事を出してくる。賽の河原状態。遠くから通っている人は、自腹でホテルを取ったり車中泊したりする」
とはいえ、家庭の事情で早く帰りたい日もある。そんなときは定時過ぎに、上司の機嫌を伺いながら相談するという。
ただ、それが忙しい日だと「もっと会社のために奉仕しろ」と怒鳴られる。さらには周りにも「あいつは甘い」などと延々に愚痴をこぼす始末。その被害に遭うのは大半が主婦で、子どもが病気で入院しようがお構いなしだという。
「ひとつひとつは微々たるものかもしれませんが、積み重なると結構なものになります。私も子どもを実家に頼んでばかりの時期がありました」
実家にいる祖父母は、女性の仕事を応援していたが、それも度重ると「またかと呆れられることが多々ありました」と綴っている。
※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」や「ウチの会社のホワイト自慢」に関するアンケートを募集しています。