女性はそのスタッフから面と向かって「新人とベテランが同じ給料っておかしくない?」「稼ぎたいならよそでやって」と言われたという。
「しかも『利用者に媚びている』と根も葉もない噂も立てられたり。控室では悪口だらけで、体の大きな利用者からナースコールがあると押し付けられます」
別のスタッフは入浴介助で、事前に決められていた当番を勝手に変更し、「中介助は体が濡れて風邪ひくから」と脱衣所で待機する外介助に回っていた。おかげで女性は毎回、中介助だったという。
ほかにも社内不倫などがあり、女性は「自分勝手で優しさや思いやりとは無縁の人たち。一緒には働きたくない」と心境を綴っている。
「仕事をしているのに陰で悪口を言われる。仕事の話をすると『静かにしろ』」
3年前、地域包括支援センターに勤めていた60代女性は、残念な退職劇を明かす。センターは市町村が主体のため、役所からの介護キャリアが豊富な女性に対する評価は上々だった。ところが勤め先はでいじめにあったという。
「仕事をしているのに陰で悪口を言われる。仕事の話をすると『静かにしろ』と言われて注意される。しかも他の人は同様の声で話しているのに。別の場所で打ち合わせをしていたら、サボっているなどの嫌味を言われる」
そのことを上司に相談したが、あろうことか「うつ病だ」と言われた。最終的に退職に追い込まれたという。しかし、そこが女性の転機となった。
「その時は周囲の助けもあって円滑に転職ができました。今は違うところに勤めて平和に仕事ができています。しかも給与や待遇も良く、仲睦まじい伴侶も見つけることができました。ある意味、転職先がとても幸せに感じられるようになれたので感謝しています」
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