20代男性が出会ったブラック上司 祖父が危篤なのに「亡くなったなら、さっさと会社戻ってこい」 | キャリコネニュース
おかげさまで10周年 メルマガ読者数
65万人以上!

20代男性が出会ったブラック上司 祖父が危篤なのに「亡くなったなら、さっさと会社戻ってこい」

なんだよこんな会社……

なんだよこんな会社……

ブラック企業に温情は無縁だ。それ故、犯罪レベルの日常に苦しむ人も多い。キャリコネニュース読者からも

「月100時間以上の残業をしても残業代はなし」(40代女性)
「新入社員として入社した医療関係の会社で、すぐに即戦力を求められ何を聞いても『そんなことも知らないの?』と怒られるばかり。5か月後に『育てられない』と解雇された」(20代女性)

といった声が寄せられている。(文:鹿賀大資)

タバコ休憩で「喫煙所で打ち合わせと言う名の雑談してるんだ!」と開き直る

今回は20代男性が前職の上司から受けた、悲惨エピソードを紹介する。男性の元上司はいつもイライラしており、同僚が叱責されることは日常茶飯事だった。そのため、職場はいつもギスギスとしており、雰囲気は最悪だったという。

「朝礼時に、社員を大声で罵倒する体育会系の上司。社員に『死んでください』などの暴言を吐いていました。それだけのことを言われているのに、周りの人は何とも思わないというような雰囲気でした」

男性が昼休みに休んでいたとき、上司から「昼休みも仕事しろ」と言われたことがあった。しかし、そう言い放った当の本人はタバコを吸い、しっかりと休憩していたという。それを男性が指摘すると「俺はタバコ吸って普通に昼休みも取るけど、喫煙所で打ち合わせと言う名の雑談してるんだ!」と開き直る始末。そんな上司について

「『俺は上司だけど何もできないし、わからんし、管理する気ないぞ!お前が管理しろ!』と名ばかり責任者の部下にすべて丸投げです。無茶苦茶な要求をしてくるから、こっちが言い返すと『どうすればできるか考えろ!」とまた丸投げされます。そのくせ何か問題が起きると、すべてその手下に押しつけ何もしないでただアタフタしているだけ」

繁忙期の残業は100時間超が当たり前で、サービス残業の時間を含めるともっと多かったという。これに対し、その上司は「残業時間が上限を超えたら、次の月に繰り越して隠蔽する汚いやり方をしていた」という。男性は「日曜日しか休みがないため家庭ではモメていました」と当時を振り返る。

「葬式が終わったら次の日からすぐに出てこい!人足りないんだぞ!」

「土曜日はすべて休日出勤で潰されて、私用で休むと白い目で見られました。有休なんてもっての他です。毎週土曜に休日出勤しない社員はリストラ候補に上がり、社員失格の烙印を押されてしまいますから。それは当然、査定にも響きます。長時間労働が美徳とされる、時代遅れの考えがまかり通っていました」

こうした態度は、祖父の葬式時ですら変わらなかったという。

「祖父が危篤して病院に駆けつけたときも、なぜか上司は『じいさん亡くなったなら、さっさと会社戻ってこい!人足りないんだぞ!」と叱責。その後、葬式の休暇を申請することになりましたが、またも『一応、忌引きは制度としてあるが、葬式が終わったら次の日からすぐに出てこい!人足りないんだぞ!』」

男性はこの上司のパワハラやモラハラ、超過労働の強要により、精神的に追い詰められていった。

「もう最後の方は、死にたくなりました。通勤時に事故に巻き込まれたい願望が出てしまったほどです。そんな状態で休みもないため、家庭も崩壊寸前でした」

男性は「精神が病む前に辞めて正解でした」と綴っている。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」「ウチの会社のホワイト自慢」に関するアンケートを募集しています。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ