ペーパーロジックは3月6日、「リモートワーク・テレワーク」の結果を発表した。調査は9月頭にインターネット上で実施。在宅ワークを行っている東京在住の会社員111人から回答を得た。
新型コロナウイルスの問題が起き、在宅ワークが推奨されている。勤め先で在宅ワークが推奨されたという人は86.4%にのぼる。
しかし、実際に在宅ワークを行っている人に課題を聞くと、「対面よりコミュニケーションが難しい」(45.9%)と挙げる人が半数近くいた。
「私物を使っている場合の精算方法がややこしい」「モニタがないと作業しにくい」
課題点として次いで、「書類に勤務先のハンコを押印する必要があり上司の承認・決裁が取りにくい」(28.8%)、「ツールが整っていなくて非効率」(24.3%)と続いた。中には「自分がどのように評価されているか不安」(13.5%)といった意見も寄せられている。回答者からは、
「顧客との対面の仕事があるので、どうしても出向かないといけない」
「書類を扱う人たちはテレワークが難しく、テレワークが可能な人たちとの間に不公平感が出る」
という声が挙がっている。
他には、「慣れていないのですべて手探り」「アクセスできる情報に制限がある」「会社支給ではなく私物を使っている場合の精算方法がややこしい」という意見が寄せられた。中には「ノートパソコンの画面が小さいのでモニタがないと作業しにくい」という声も。
勤務先でリモートワーク・テレワークが今後進んでほしいと回答した人は合計96.4%となった。その理由を聞くと、
「多様な働き方を推進することが必要だと思うから」
「コロナや災害などの有事の際にも有効だと思うので、日頃から慣れておいた方が良い」
という声が多かった。他には「交通費が抑えられる」「無駄が省ける」といった点を挙げる声も見られた。