販売・サービス職の40代女性は「社用車で物損事故を起こしたとき、修理代を負担させられた」という。事故を起こした社員に過失があったとしても業務中に起こした自己だ。賠償責任は会社にあり、本来なら社員個人に責任は問われないはずだ。
またサービス・販売職の40代男性は、
「自分が仕事で運転するタイヤが磨耗し、稟議書を上げたところ、『乱暴な運転をするからタイヤが減る』と自腹で買わされた挙句、マイナス査定までされる」
と、過去に勤務した会社での出来事を語った。会社の車のタイヤを個人に買わせるだけでなく、「乱暴な運転」と決めつけて社員個人を責める会社の姿勢は甚だ疑問だ。
「道具、服、消耗品、ほぼ自腹」
また、「経費で買うべき備品も自腹が多い」(30代女性/販売・サービス職)というように、自腹で備品を買ったエピソードが複数寄せられている。
「道具、服、消耗品、ほぼ自腹」(20代男性/技術職)
「作業服等はすべからく自腹。社長本人は際限なくお金を使う」(40代男性/技術職)
「交通費や工具など基本は自腹」(40代男性/ITエンジニア)
技術職の30代男性は「備品は全額自腹。しかも上司の好みのメーカーしか購入を許されなかった」という。
部下のお金を何に、どのように使うかは個人が決めることで、会社が決めることではない。自ら働いて得たお金の使い道まで上司に干渉されていては、部下としても不満がたまる一方だろう。
介護職の30代女性は「利用者の外出に付添、カフェや動物園、植物園に行くが自分の分は自腹。しかも休みの日に下見に生かされその分の入場料なども自腹で、その日はもちろん無給」と綴る。
職員は休みを犠牲にしてまで利用者のために自腹を切っているのだから、納得がいかないのも当然だ。
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