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緊急事態宣言でも出社する人々「ウェブ面接導入したのに面接担当は出社」「日々の消毒作業にも追われて手がボロボロ」

感染症指定医療機関で事務職をする愛媛県の30代女性もその一人。女性の持ち場は元から人口密度が高かったものの、いまだに「ブロイラーみたいに仕事している」と明かす。こうした状況下であっても、時差出勤やテレワークは認められず、交代で休むなどの指示もないという。

「コロナの患者様が入ってきても、何のアナウンスもなければ、何の対策も講じない。ただ手洗い、うがい、行動制限を促すだけ。現場サイドは不要な作業も当たり前に要求してくる。そのため誰も休んでない」

神奈川県の40代女性もいわゆる“三密状態”に苦しんでいるようだ。温浴施設のアルバイトスタッフとして、緊急事態宣言が発令中の今も出勤。近隣の店舗は休業や時短営業になり、女性の店舗には毎日たくさんの客が殺到する状況になっているという。

「とくにサウナ室はひどいものです。3密すべて当てはまります。8割が年配のお客様です。緊急事態宣言が出ても、お店を閉めなくては意味がありません。普段の日より混雑しています。会社はこの状況を喜んでいるとしか思えないです。命懸けで接客しているのが辛いです」

「マスクは配布されず、自腹で購入」

宮城県の40代女性は保育士の深刻な現状を語る。パート勤務だがクラス担任のため、休みはない。そもそも人手不足で、休むためには退職するしかないという。

「毎日、子どもたちの咳や鼻水、くしゃみを被りながらの勤務状況。マスクは配布されず、自腹で購入している。日々の消毒作業にも追われて手はボロボロ、体力気力も限界」

自宅で子どもを見られるであろう家庭が、開園から閉園まで平気な顔で預けていくという。「子どもの命の安全と仕事、どちらが大事なのかと問いたい」と女性は真剣だ。

このほかにも「病院の衣類を引き受けるクリーニング業者です。感染者の衣類もあります」(山形県/50代女性)、「教科書の製本会社勤務です。帰りに食べる店が軒並み閉まっており、出来立ての暖かい食事が一切取れない」(兵庫県/30代男性)といった声が寄せられている。

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