営業職として働く30代男性も会社の考え方に不信感を抱く。4月からテレワークが導入されたものの、2日に1回程度は出社を要求されているという。
「事務所は狭く、もろに三密状態です。さらに会社からは『ゴールデンウィーク明けには、4月にできなかった顧客の訪問に力を入れてください』との指示がありました。これだけ外出自粛が叫ばれてる中で営業訪問って必要でしょうか?」
と男性はトップの方針に疑問を呈している。男性には2歳の子どもがおり、自分が感染源になることを強く恐れている。
同じく営業職の20代男性も、三密のオフィスへの出社を命じられ、テレアポの日々を送っている。
「『この状況で同業者の契約が切られているからこそチャンス』と上層部が考えています。オフィス環境は悪いですし、訪問営業も継続させられています。会社は社員の感染リスクなんて考えていないのだろうなと思います」
現状で営業活動を続けても新規受注は芳しくなく、売上は減少。社長の機嫌はどんどん悪くなり、「どう考えてもブラックとしか思えない発言が目立つため転職する段取りを組んでいる」と、男性は綴る。
「感染者が出るまでは経済活動継続する」
事務・管理職として働く30代女性は、人任せで責任感のない上司にいら立つ。感染対策として時差出勤体制を整えることとなり、女性がシフト表と得意先への案内状作成などを担った。しかし翌日には撤回し、通常通りとなった。
「パートさんや得意先へ勤務変更の連絡など、上司は私に丸投げです。上司は何もせず、自分は有給休暇を取っていました。こんな上司の下で働くのはもう勘弁」
メーカーで技術職をする40代男性は、「感染者が出るまでは経済活動継続する」という会社の方針に不信感を抱いたという。男性は「社員の命より収益優先、命より目標、スケジュール、納期を優先しようとする危機感のない人たちと仕事をしたくない」と怒りをあらわにした。
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