滋賀県でパートの事務をする40代女性は、心ない会社の対応に退職を決意した。女性には、小学3年生と保育園に通う子どもがいる。休校・休園になったが誰にも預けられず、職場に休暇願を申請したという。
「『休業補償のことも併せてお願いします』と申し出ました。数日後に会社に電話をすると『休業補償は出ます』と言われました。でも矢継ぎ早に『休んでるのはアンタだけやし、何とか会社出てきて。誰かに子ども預けられへんの?みんな何とかしてるんやで!時短でも出て来てくれな会社も困るわ』と嫌味を言われました」
子どもの休校期間は5月末まで。女性は「この嫌味がまだ続くのかと思ったら精神的に無理でした」と綴っている。
毎日出社しても「自宅待機」の社員と待遇変わらない
千葉県の市役所に勤める20代女性は、融通が利かない環境にしびれを切らした。女性の市役所では、当時“コロナシフト”で対応していたが、それは部署ごとに違ったという。
「私は激務部署(保健所、病院、給付金担当、学童保育)に所属しており、緊急事態宣言下でも連日のように出社でした。しかし、そうでない部署は『在宅勤務』という名目の実際は自宅待機。これは仕方ないことだと思いますが、我慢ならないのがこの状態で2か月以上も給与や休暇などの待遇に一切の差がないことです」
その上、女性は身重の体で出勤していたという。しかし「特別扱いはできない」と在宅勤務はおろか、休みも認められなかった。
「薄々わかっていましたが、行政のくせに職員を使い捨てのコマとしか考えていない姿勢に本当に不満です。産休に入ったら資格もあるので、転職してやろうと思っています」
ほかには、
「名ばかりリモート勤務に参っています。社長から『俺が出社する日は全員出社!』と会議に集合させられるからです。結局は社長が機嫌を損ねて延期になりましたが、また翌日も出社、というループが続いている日々です」(東京都/50代男性/サービス系)
「テレワークが普及しつつあるにも関わらず、アナログな仕事であるため、何だか貧乏クジを引いている気持ちになった。また業界そのものにも将来性を感じなくなった」(神奈川県/50代男性/銀行員)
といった声も寄せられていた。
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