「スメルハラスメント」という言葉を聞いたことがあるだろうか。体臭や香水といった臭いで、他人を不快な気持ちにさせることを指す言葉だ。無論、食事だって例外ではないだろう。ただ、臭いがキツいが味はイケる料理は多く、”スメハラ”を気にして自重すべきか、自分の食欲を優先すべきかで葛藤している人もいるようだ。
ガールズちゃんねるに6月中旬、「職場でカップ麺食べれますか?」というトピックが立った。トピ主の職場では、昼食にカップ麺を食べる男性社員が多く、その臭いに釣られて「自分も食べたい」という思いが芽生えるという。ただ、麺をすする音や臭いを気にしてしまい、なかなか食べられないようだ。(文:石川祐介)
「春雨スープから始めてみては?」という助言
トピ主同様、「なんとなく恥ずかしくて食べられない。自意識過剰なのは分かってるんだけど」と職場でカップ麺を食べるハードルは高く感じている人は意外と多い。
「他の人も食べてるなら臭い気にする必要ないじゃん」
「他に食べてる人が居るなら余裕じゃない?性別とかどうでもいいし、他の人食べてるし余裕」
一方、カップ麺を食べている人が他にいるのであれば、気に病む必要はないという指摘が相次いだ。中には「むしろ袋麺を鍋で茹でてる。この間は素麺茹でました!」と袋麺からラーメンを作る猛者もいる。誰が何を食べているのかなんて基本的に他人は無関心であるため、気にしなくても良いように思う。
「春雨スープから始めてみれば?」
「春雨のカップ麺いいよ」
春雨スープとカップ麺はカップの形状も食べ方も似ており、まずは春雨スープから徐々に慣らしていくのも良いかもしれない。
お局から「臭い!信じられない!」と嫌味を言われる可能性も
とは言え、職場の人間が横やりを入れてくる可能性は無きにしも非ず。好きなものを好きなように食べることは、案外難しいケースもあるようだ。
「妹が高卒新入社員の時に食べてたら、いつも意地悪な2つ年上の先輩から『臭い!』とキレられたらしい」
「昔の職場で意地悪お局達にいじめられてたんだけど自分たちは休憩中カップ麺を食べるくせに、私が食べた時だけ『臭ーい!信じられない!よくカップ麺なんて食べられるね!ありえない!』って窓とドア全開にされてバサバサ煽りだされた」
何が何でも意地悪をしたいのだろうか。悲しいことに、カップ麺を食べていることを理由に攻撃してくる人も一定数いた。
「残った汁の処理に困るから食べれない。その分、家で食べれる時は幸せを感じる」
「気持ちはわかる。すごくそそられるんだよね。休日にめっちゃガッツリしたのを買って家で存分に食べる」
週末にカップ麺を食べることに幸福感を見出す人もいた。職場で無理してカップ麺を食べるより、「カップ麺=週末のご褒美」と捉えるのも一つだろう。