学情は2月5日、「就職活動の振り返り」に関する調査結果を発表した。調査は1月に実施し、同社運営の「あさがくナビ2021」に登録する2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生256人から回答を得た。
コロナ禍の就職活動で苦労したことを聞くと、1位は「説明会・選考が延期・中止になった」(65.6%)だった。
「Web説明会・Web面接では企業の雰囲気が分かりにくかった」という声も
具体的には、
「採用活動の中止で、選考を受けることができない企業もあった。新たに志望業界を探すのに苦労した」
「第一志望の企業が採用活動を中止した。もし選考を受けることができていたらと思うと、心残りがある」
などの声が多かった。
2位以降、「Web説明会・Web面接では企業の雰囲気が分かりにくかった」(42.2%)、「説明会・選考がWebに変更になった」(34%)と続いた。
4位は、「企業に訪問する機会がなく不安だった」(31.6%)。回答者からは「社員に一度も会ったことがなく、本当に自分に合った環境かは今でも確信は持てていない」、「同期と一度も会ったことがない」といった声が寄せられた。
入社を予定している企業の選考形式は、「リアル訪問」(38.8%)が最多。一方、「Web面接のみ」の割合も29.3%いた。
2022年卒学生(現3年生)へのアドバイスを聞くと、
「コロナ禍で採用を縮小する企業もあるからこそ、視野を広げたほうが、やりたい仕事に近づけると思います」
「オンライン面接では、無機質にならないことが大切です。ジェスチャーや声に抑揚をつけるなどの工夫が絶対に必要です」
といった声が寄せられた。