背景に洗濯物が写り込んでない? オンライン採用時の注意点 | キャリコネニュース
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背景に洗濯物が写り込んでない? オンライン採用時の注意点

オンライン面接

オンライン面接

コロナ禍で、一気に普及したテレワーク。今後もオンラインでのコミュニケーションスキルは社会人にとって欠かせないものだと言えるでしょう。

今後は「採用」においてもオンラインでのコミュ力が求められることになります。リクルートが発表した「2021 年度の中途採用計画」の調査結果では、企業が新たに活用を検討している中途採用手法の上位に、「オンライン面接」(22.7%)、「オンライン説明会」(21.0%)などが上位に入りました。

これからは面接官側も求職者側もオンラインを前提に事前準備や対策をしていくことが肝心です。(株式会社ニット・広報・小澤美佳)

当たり前ができる人 オンライン採用のチェックポイント

対面とは異なり、オンラインでは相手の感情や様子が画面からしか伝わりません。制限された環境の中で「何をどのように相手に伝えるか」というコミュニケーションスキルが重要になります。

そのため、私はオンライン面接でも「自分自身の強みを理解し、しっかりとアピールできる人」が入社後も活躍してくれるのではないかと考えています。今回はオンライン採用時にどのような点に気を付けて見たらよいかをお伝えします。

◆オンライン面接時の5つのチェックポイント

(1)スケジュール管理・時間通り、もしくは少し早めにログインしているか。

・ここで面接の時間配分などのスケジュール管理能力を把握。

(2)服装

・清潔感のある服装か。

・Tシャツなどカジュアルな服装ではないか。

(3)姿勢

・背筋を伸ばし、面接に臨んでいるか。

・足を組んだり、膝を立てたりしていないか。

(4)背景

・洗濯物がうつりこむなど、面接にふさわしくないものが映っていないか。

・バーチャル背景の場合は面接の場に合っているものか。

(5)面接の始め方

・うつむく、黙ったままなど相手任せのコミュニケーションではないか。

・挨拶をしたか。

上記の5つのポイントはある意味では「社会人として当たり前」のことです。しかし、これらができていなければ、入社してからの教育は想像以上に大変だと私は思います。

面接は相互理解の場

面接は入社するかどうかを決める場というだけはでなく、人と人との心が触れ合う機会です。一対一で心と心を通い合わせ、相互理解を図る場だと思っています。

相互理解を深めるために、企業のビジョンや理念など根本の考え方についても面接で確認することが大切です。下記のチェックポイントそれぞれにしっかり対応できる人は、自分の軸を持っているので、入社後も目標を持って企業で活躍し続けることができると私は考えています。

◆オンライン・オフライン共通 面接時の7つのチェックポイント

(1)表情

・適度な緊張感があるか。

・笑顔など相手とコミュニケーションをとる姿勢があるか。

(2)言葉遣い

・丁寧に相手に伝えようできているか。

(3)論理的思考力

・物事を順序立てて説明することができるか。

・数値や経験を基に説明することができるか。

(4)根底にある価値観

・「なぜ」を5回繰り返し聞いた際に、一貫した価値観を貫けるか

・面接でよく聞く質問以外を問われても、軸を持って回答できるか

(5)会社のビジョンや理念への理解・共感

・ビジョンや理念をリサーチしているか。

・ビジョンや理念をどう捉えているか。

(6)何をしたいかではなく、何を成し遂げたいのか

・単なる「やりたい」ではなく、「成し遂げたい」ことを聞くことで将来の展望を引き出すことができる。

(7)「自分が捉える強み・弱み」を最後に聞く

・今までの会話との整合性があるか判断するため。

・自身のことを客観的にどう捉えているか。

オンラインの場合は応募者が話す際の表情や態度などをオフライン以上に注意深く見ましょう。また、応募者が不安にならないように、手元にメモなどをする場合は、画面から長時間目をそらしすぎないなどの工夫が必要です。

面接では相手に質問をするだけの一方的なコミュニケーションになりがちですが、自社や自分のことを多く話すことで、相互理解を深めながら面接をしていきましょう。

筆者近影

筆者近影

【プロフィール】小澤美佳
新卒でリクルート入社。採用領域の営業、営業マネージャーを経て、リクナビ副編集長として数多くの大学で講演実施。採用、評価、育成、組織風土醸成など幅広くHR業務に従事。中米ベリーズへ単身移住・起業。その後、ニットに入社し、営業・人事を経て、広報。オンラインファシリテーターとしても活動中。

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