「多様性の国・カナダの魅力を伝えたい」現地に20年以上暮らす日本人 | キャリコネニュース
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「多様性の国・カナダの魅力を伝えたい」現地に20年以上暮らす日本人

20年以上カナダで暮らしている樹(miki)さんは、タイムチケットでカナダでの生活を紹介するチケットを提供しています。かつては小学校教諭として子どもの教育環境に関わっていた樹さんにとって、一番の関心ごとは子育てや教育の環境。多民族国家・カナダならではの多様性を認める文化とは。


目次

 カナダで出産や子育てを経験「日本にはない子育て環境に魅力」
 多国籍な国・カナダの多様性を認める文化
「本音と建前」や「いじめ問題」…日本を客観的に見るきっかけにも
 「一度カナダにきて、世界の広さや多様性を知ってほしい」
 
 
カナダで日本語教室と発達障害が気になるお子さまの個人トレーニング&療育室を運営し、育児相談から家族相談まで幅広く相談業務も行っていました。 海外でも日本人ご家族との交流も多く、日本での教員経験もあり、日本人特有の対人関係を客観的に考察することができるため、対人関係・家族環境・子育てで悩んでいる方のご相談もお受けしています! また、移住準備中で気になることや海外生活を安心して迎えるサポート。海外の生活に興味があったり、外国人対応方法など、、、カナダ在住の時差を利用して日本の深夜時間の受け付けも可能です。

カナダで出産や子育てを経験「日本にはない子育て環境に魅力」

「カナダの魅力を多くの人に知ってほしい」。そう話す樹(miki)さん。カナダ・トロントに移住して20年以上、子育てを通してカナダという国の魅力を感じています。

「カナダに移住するきっかけは家族の仕事の都合でした。当初はすぐ帰国するつもりだったのですが、在住中に妊娠・出産して、カナダで子育てをすることを選びました。

これまで毎年のように日本に一時帰国はしていますが、なんだかカナダでの暮らしが合っているみたいで住み続けています。子どもたちもカナダでの生活が気に入っているようです」

樹さんはもともと小学校の教員。子どもを取り巻く環境には人一倍関心があるなかで、自身の妊娠中の経験が「日本よりもカナダで子供を育てよう」と決意するきっかけになったと話します。

「カナダでの子育ては、日本と比べて精神的に楽だなと感じました。

たとえば妊娠中に、スーパーで買い物をしていたら周囲の人が総出で助けてくれたり。荷物を運ぶために店内放送でスタッフを呼んで、車まで運び、荷物を車に積んでくれたことがありました。

他にも印象に残っているのは、スーパーの入口の前でティーンエージャーたちが、円陣を組んでたむろしているところに出くわしてしまった時のことです。

一見して素行が悪そうな彼らが、私の大きなおなかに気づくと一斉に立ち上がって場所を空けて、ドアまで開けてくれたんです。

ちょっと大げさに感じるかもしれませんが、そういう親切が当たり前なんです」

日本とは違うカナダの文化や、子育て環境に魅力を感じた樹さん。カナダでの永住権も取得し、日本とカナダの自由な往来を楽しんでいます。

多国籍な国・カナダの多様性を認める文化

そんな樹さんは、タイムチケットでカナダでの暮らしや日本との違いなどを紹介するチケットを提供しています。

そもそもタイムチケットのサービスを知ったのは、日本に一時帰国した際にテレビ番組で見かけたことがきっかけだったとか。世界中どこにいても、オンラインで情報を提供できることに魅力を感じたと話します。

「私が住んでいるトロントは多国籍な地域で、中東の方も多いんですよ。街を歩いているとアラビア語、スペイン語、中国語といろんな言語が耳に入ってきます。

カナダはエリアによってさまざまなルーツを持つ人が暮らしているので、はじめて来た方は驚くかもしれません。中国の富裕層の方もいますし、戦禍を乗り越えてきたイランやイラクの方たちもいます。

チケットを購入していただいた方からはカナダの生活について、“想像と違って面白い、誰かに話したくなった、行ってみたくなった”など、楽しんでもらえているなと感じています。

ガイドブックには載っていない、実際にカナダで生活している人にしか分からない情報だと言っていただけるので私も楽しくお話させていただいています」

そう話す樹さんは絶えず笑顔で、話がどんどん盛り上がる明るい雰囲気の持ち主。事前に質問をきっちり準備しておかなくても、樹さんのトーク技術で楽しませてくれるので、緊張せずに楽しい時間を過ごすことができそうです。

「本音と建前」や「いじめ問題」…日本を客観的に見るきっかけにも

また、樹さんは元小学校教員。日本ならではの文化を踏まえ、人間関係・家族環境・子育てなどで悩んでいる方からの相談にも乗ってくれます。

「教員をしている時に、いじめ問題に直面したこともありました。日本特有の学校の環境、みんなが一緒じゃなきゃいけないとか、そういう風潮がありますよね。

海外で、特に多国籍なカナダという場所で子どもを育ててみると、みんな違うことが当たり前だという文化があって。その環境に身を投じていれば、人と違うからって蔑められることも、恥ずかしい思いをすることもないのです。

タイムチケットでは、ゲストの方からの質問やお悩みに対して、日本とカナダとの違いや、そこから得た学びなどをお話しています。

ゲストの方からは、“自分の中のわだかまりに気付きスッキリした、癒された、元気が出た”などの声をいただき、こういった活動の必要性を感じています」

日本人ならではの対人関係を客観的に考察することができる樹さん。子どもの未来がより良いものになってほしいと願っている樹さんの熱い想いが伝わってきます。

「一度カナダにきて、世界の広さや多様性を知ってほしい」

樹さんは、「不幸の中にいる子どもを救いたい」という思いを実現するべく、そうした子どもに広い世界を知ってもらう取り組みを始めたいと考えています。

「日本でいじめにあっている方や不登校の方の中で、社会と遮断されている方々がいたら、その社会の扉を開けるきっかけとして一度カナダに来てみてほしいなと思っています。

『今いる場所だけに捉われなくてもいいんだ』という気持ちになれれば、その人の社会が広がると思うんです。カナダに来てみたことで、新しい自分に一歩踏み出すきっかけになってもらえたらいいなと思っています。

実際に、なにかしらの不幸な目にあっているお子さんに短期間でもカナダに来て、何かを感じとってもらえないかなということも考えています。ホームスティとして受け入れられる仕組みを作っていきたいですね」

日本での教員経験とカナダでの子育て経験を活かし、ゲストの方に寄り添ったサポートをしてくれる樹さん。カナダに興味がある、海外の文化に興味がある、子育ての相談をしたいという方に樹さんのチケットがおすすめです。樹さんと一緒にカナダの魅力を感じてみませんか?

樹(Miki)さんにカナダ暮らしの実情を聞く

 
 
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