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「猫と豊かな生活を」保護猫4匹と暮らす「猫の専門家」が飼育のポイントを伝授

「猫を飼ってみたいと考えている人に、気軽な気持ちで相談してほしい」。そう話すのは、

タイムチケットで猫に関する相談事に応じている「らみえる」さんです。らみえるさんは保護猫活動などに携わる「猫の専門家」。自身も保護猫を含む4匹の猫と暮らし、個人ブログやウェブメディアで動物に関する情報発信をしています。

らみえる@猫の専門家🐈/ライター/デザイナー さんのプロフィール

きっかけはペットショップで売れ残った病弱な仔猫との出会い

現在4匹の猫と暮らす「らみえる」さん。主婦業を中心に、個人ブログで猫の保護活動や動物愛護関連の情報を発信するウェブライターとして活躍しています。

人の生活と動物の関係に深い興味を抱き、アクティブに活動しているらみえるさん。そのきっかけは、自身が現在飼育している猫との出会いにあったといいます。

「わが家にいる猫の1匹は、ペットショップで売れ残っていた仔なんです。私があるときペットショップに行ったのですが、お店のバックヤードで仔猫がお腹を壊していたんですね。店員さんに聞くと、『この仔は売り物にならない仔』だと言われたんです。それを聞いてから『あの仔はどうなってしまうんだろう』と、頭から離れなくなりました。

数週間後に結局わが家に迎え入れたのですが、そのときにいろいろな疑問やモヤモヤを抱いたんですね。ペットショップで売れ残った仔はどうなっちゃうんだろう?と。そこから、ペット業界のことや保健所の殺処分、保護猫活動などさまざまなことを調べるようになったんです」

ペットをはじめ動物園や盲導犬等の働く動物など、人と共存する動物について深く知るうちに、問題点もさまざま浮かび上がってきた、とらみえるさん。モヤモヤする思いを自分の言葉で発信しようと、個人ブログを立ち上げました。

「ブログの開設は講座を受講したりコンサルの先生に相談しながら必死に勉強しました。実際に保護猫を迎え入れた生活のリアルや、保護猫団体さんや愛護センターに独自で取材をして現場の実情を発信しています。猫たちの実態を多くの人に知ってもらいたいですね。

また、取材などを通していろいろな知識を蓄えることができました。愛玩動物飼養管理士の資格も取りまして、ペットシッターの開業も準備しているところです」

2022年中には、動物に関するウェブサイトでコラムの執筆もスタートする予定というらみえるさん。個人ブログをやっているうちに、画像制作などデザインについても相談に応じられるほどになったといいます。

パワフルに活動範囲を広げる中、知見を活かして個人の相談に応じる場にスキルシェアのプラットフォーム「タイムチケット」を活用しています。

猫を飼い始める前に知ってほしい「猫との生活」の実態

タイムチケットでらみえるさんが提供しているサービスは二つあります。一つは、猫に関する相談や雑談です。

「ここ最近は空前の猫ブームで、猫を飼おうと考えている人は結構多いと思います。でも、実際に猫を飼うってどういうことなのか、細かなことを相談するのに適した人って案外いないんですよね。

ペットショップのスタッフさんだと、やはり購入してもらいたいっていう思いもありますから、いいことしか言わないかもしれないです。

獣医さんや愛護団体さんには、行ったことがなければどんな感じなのか見当もつかず、気軽に行ったり相談していいものかわからないかもしれません。

私は4匹の猫を飼う飼い主として、また、さまざまな現場を見てきたということも踏まえて相談に応じています。例えば、『猫は臭わない』と言われたけど本当なの?猫はあまり鳴かないの?今の家は飼育する環境に適しているの?という具合ですね」

猫と出会うためにはペットショップやブリーダーで購入する他に、保護団体、里親募集サイトやSNS、譲渡会などを通して保護猫をお迎えする人も増えてきています。

保護猫とは捨てられたり、人間の都合で飼育できなくなった、外猫が子供を産んだなどの理由で、飼い主がいないため保護された猫のことです。

「保護猫の場合はペットショップと違ってすでに成猫になっている仔も多いですが、日中人がいない環境のお家などは、手がかからない大人の猫が適している場合もあります。

ペットを飼うというと生後数ヶ月の子どもから育てるイメージがあるかもしれませんが、小さい子猫は家の中に危険が多くて、目を離せません。あるいはすでに老猫がおうちにいる場合、元気一杯の子猫をお迎えすると老猫を疲れさせてしまいます。留守が多いお家では、環境が許せば兄弟同士など仲の良い猫と最初から一緒に飼うことも良いと思います。

個々の家庭に寄り添って、猫をどこからお迎えするのが合っているのか、といったことにもショップや獣医さん、保護団体さんなどと違った目線で相談に応じられると思います」

「なにより猫との暮らしを楽しんでもらいたいですし、実際にとっても楽しいので、それが伝えられたらいいなと思っています」とらみえるさん。猫の飼育を始めたい人や猫と生活する人にとって本当に必要な知識や情報を共有しています。

ウェブ制作の知見を活かしデザインのサービスも提供

タイムチケットで提供しているサービスの二つ目は、画像制作ツール「Canva」のオンライン講座です。画像制作というとAdobe IllustratorやPhotoshopが有名ですが、初心者には難しい。でもCanvaを使うと初心者でもプロ並みの画像やデザインを簡単に作れて、しかもほとんどの機能が無料です。

「Canvaで画像を制作したい方に、初歩的な使い方のレクチャーから効果的な見せ方などをお伝えしています。インスタグラムのほかSNSやホームページ、Tシャツや名刺などのグッズ制作から、動画、プレゼン資料など幅広く対応しています。掲載する場所に適した見せ方についてもお伝えできるかなと思います」

個人ブログを始めた頃にコンサルやデザインスクールなどで画像制作のスキルを習得したというらみえるさん。そもそもは動物愛護団体でのボランティアで画像を制作したり、スタッフに作り方のレクチャーをする目的でスキルを磨きました。

「多くの人に目を止めてもらえる、興味を惹く画像はとても大切ですよね。固い記事や難しい内容でも、デザインを通せば易しくわかりやすく、ときには力強く伝えることができることに気づきました。デザインの世界は奥深くて面白いです」

保護猫などの活動を効果的に伝えるために学んだ技術も、ひとつのスキルとして確立させたらみえるさん。活動の幅は今後もますます広がりそうです。

「動物と人間が一緒に幸せになるために」社会的に役立つ情報を発信していきたい

保護猫に限らず「人の生活に関わる動物たち」を取り巻く環境にも興味関心が深く、問題意識を持つらみえるさん。今後は、「動物たちを取り巻く実態をもっと多くの人に知ってもらいたい」とさらに発信力を高めていくと話します。

「保健所での殺処分のような重たいテーマもありますが、明るい話も取り上げていきたいですね。例えば聴導犬や介助犬がどのように訓練され、その任を果たしたあとはどんな余生を過ごすのか。そういったことも取材してみたいなと思っています。

動物が楽しく、そして人も楽しく暮らせる世の中になる。それを目指していきたいですね」

なかには動物たちがつらい思いをする環境もある、と真剣に語るその一方で、「難しいことは抜きに、ただの“猫トモ”として気軽に話してほしい」とらみえるさんは砕けた笑顔で話します。

「猫を飼ってみたい」という人はもちろんのこと、「うちの猫のこの行動、どんな意味があるんだろう?」そんな相談もOK。らみえるさんとの猫談義に、花を咲かせてみませんか?

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