地方移住を希望する人が勘違いしがちなこと 生活費は必ずしも安くないし、豊かな自然がデメリットになることも | キャリコネニュース
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地方移住を希望する人が勘違いしがちなこと 生活費は必ずしも安くないし、豊かな自然がデメリットになることも

経験者は語る

経験者は語る

新型コロナウィルスの感染拡大。それに伴い、今までの生活スタイルは大きく変わりました。リモートワークに切り替わった会社も多く、もはや"出社"に違和感を抱く人も増えているのではないでしょうか。満員電車も、煩わしい人間関係もないですし。

そうなると考えることは地方移住。どこでも働けるなら、「環境が良くて、物価も安くて、人も優しそうな地方に行きたい」と考える人も多いのではないでしょうか。僕は約5年前に、生まれ育った東京を離れ、地方に移住しました。

でも、待ち受けていたのは"地方"のイメージを根底から覆す現実でした。安易に地方移住を考える前に知っておいてほしいことをお伝えします。(文:ちばつかさ)

移住して分かった!勘違いしていたことBefor After

僕は東京生まれ東京育ちですが、多すぎる人や建物、人間関係、建物、物価の高さ……とにかく"都会"が好きではありませんでした。「いつかは地方で子育てを」と思っていたので、移住のチャンスは長女が小学校にあがるタイミング。

それが5年前で、結婚して8年を東京で過ごしたあと、妻の実家がある福井県に移住しました。当時、僕が持っていた地方のイメージは「空気が綺麗」「人が少なく人間関係も煩わしくない」「物価も安く住みやすい」「子育てには抜群の環境」「安くて美味しいものを食べることができる」といったところ。

多くの人が持つイメージとズレていないと思います。憧れの地方生活をスタートしましたが、そのイメージは崩れ落ちました。どんなことがイメージと違っていたのかというと、

1.自然豊かで空気が綺麗→適応するまで時間がかかる

東京のような都市部と違い、環境は間違いなくいいです。星空も綺麗だし、海や山へすぐに行けます。しかし、この地方特有の気候に中々慣れない。移住先は湿度が高くジメジメっとしているし、田んぼや森林だらけなのでデリケートな肌には合いません。

草木のアレルギーなどがあれば、なお暮らしづらいです。雪が多いと雪かき作業があるし、環境に適応するまでは苦労するかと思います。

2.人が少なく人間関係も煩わしいことがない→実は都市部より煩わしい

地方の町や村は相互協力のもとに暮らしが成り立っている場所がほとんどです。つまり、人間関係が希薄であればその生活が成り立たないことも。奉仕活動に出なければ"出不足"という制裁金のようなものを払わなければいけません。

狭い場所であればあるほど他と違うことがとても目立ち、噂話なども広がりやすいです。移住したばかりの頃、東京ナンバーの車だったために車種をチェックされた、2週間ほど車で仕事に出ていただけなのに「入院している」「離婚した」という噂が流れました。

そのため人間関係疲れで移住を希望するなら要注意です。金で解決しようとしても、人間関係は大きく崩れ余計大変なことになる可能性もあります。

3.物価が安くて住みやすい→安いものと高いものがある

これも残念ながら違います。東京は車なしでも十分生活できますが、地方は車社会。駐車に困ることはありませんが、維持費は大きく、一人一台もてばそれだけの税金や保険などのコストがかかります。

光熱費も寒い地方であれば、電気代やガス代などはバカになりません。スーパーでの買い物も、言うほど安くないのが現実です。

4.子育てには抜群の環境→待機児童0が多い、けど……。

地方は待機児童ゼロの地域が多いのはありがたいことだし、娘が通う小学校は指定ランドセル(6000円)で制服なのでお金がかかることはあまりないです。

ただし、やはり"他と違う"ことが目立つ場所なので、子どもが学校に馴染めないと行き場を失う可能性が大きいです。他と違うことを受け入れられない空気感は、都市部より遥かに濃いのが実情です。

5.安くて美味しいものが食べることができる

これは想像以上によかったです。ご近所さんから旬のものを頂いたり、地域の美味しい食材を安く手に入れられたりするし、食に困ることはありません。

僕が地域に慣れるまで1年から1年半くらいかかりました。奉仕活動に顔を出して、自分という存在を理解してもらうようにしたり、地区の会に入会したり、それなりに努力して初めて受け入れてもらえました。

もちろん、慣れてしまえば住みやすい場所です。でも慣れるまでが大変ということを心に留めた上で移住を検討してみてください。

郷に入っては郷に従う。それは地方移住舎に与えられたルールなのかもしれませんが、僕はヨソ者として地域に入り、新しい風が吹くようにたくらんでいる今日この頃です。

著者近影

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【筆者プロフィール】ちばつかさ

合同会社komichi代表。柔道整復師、こころと体のコーディネーター、元プロ野球独立リーグ選手。東京と福井で投げ銭制の接骨院を運営しのべ10万人近くの心と体に向き合ってきた。野球経験とコーチングの経験を活かし都内で"野球を教えない野球レッスン"を運営。レッスン卒業生がU12侍ジャパンの代表に選出された。現在、心理学を学ぶため、アラフォーで大学在学中。【公式サイト】

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