“県外ナンバー差別”を体験して感じたこと 駐車場で職員にチェックされるも、居住地を聞かないってどうなの? | キャリコネニュース
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“県外ナンバー差別”を体験して感じたこと 駐車場で職員にチェックされるも、居住地を聞かないってどうなの?

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新型コロナウイルス感染拡大のため、外出を自粛し、人との接触を減らすことが課題になっています。そんな中、県外ナンバー車にあおり運転や投石が行われる事態が発生しています。どうやら県外から移動してきた車を見ると、新型コロナウイルスを持ってきたのではと差別的行動をする人がいるようです。

このニュースを見て、「そうかそうか。県外ナンバーをみたらそう思ってしまうのもこの時期には無理はないか……でも差別はちょっとねぇ」と思いながら先日、外出した時にふと思い出しました。僕が乗っている車も県外ナンバーだと。

なんとなくナンバーをチラチラと見られるなぁとは思っていたものの「馴染みのないナンバーだからな」くらいに思ってました。でも、それに気づいた瞬間、「そういうことか」と繋がりました。そして先日、公園の駐車場に車を停めるとこんな出来事がおきました。(文:ちばつかさ)

「ウイルス持って来るな」と思われても仕方がない状況だけど……

僕は福井県在住ですが、実家は東京。仕事の関係もあり東京のナンバーの車に乗っています。先日、外出自粛中ではありますが、少しは子供たちを外で遊ばせたいと人が少ない公園を選んで遊びにいきました。

その道中に、冒頭の通り自分の車が県外ナンバーだということを思い出しました。買い物に行くとナンバーをみられる。さらに顔を確認される。すれ違う際にナンバーをみられる。そんなことが急に気になるようになりました。

もちろん、すべての人が差別的な目で見ているわけではないとは思いますが、新型コロナウイルスのことを考えると「こんな時に東京から来てるのかよ」「ウイルス持ってくるなよ」と思われても仕方がない状況です。

普段と大きく違うこの状況ですが、それを裏付けるような出来事が、公園の駐車場で行われていました。それが”県外ナンバーチェック”です。

チェックは”県外ナンバーか否か”のみ 質問等はナシ

駐車場に車を停めると、公園の管理事務所の人と思われる人が駐車場を歩き回ってなにやらチェックしています。その日は400台収容の駐車場に僕を含めて20台程度。敷地がかなり広い公園で「ほとんど人がいないな」という感じでしたが、一台一台チェックしていました。

もちろん僕の車もチェックされたので「何をしているんですか?」と聞くと「県外ナンバーをチェックしています」という返答。公園の管理室がそれを調べてどうするのかまでは聴きませんでしたが、県外ナンバーを用紙に記入していたんです。

車のナンバーチェックや検温を行う自治体もあり、感染者を増やさないための取り組みを行っているのだと理解しています。しかし「県外ナンバーですがどちらにお住まいですか?」くらいの質問があってもいいのでは? と違和感を持ちました。

「私は〇〇県に住んでいます」というステッカー

そんな「リアル差別」を経験して、「差別ってちょっといじめっぽいな」と感じました。もちろん、このご時世に不要不急の県外遠征には待った!でしょう。でも、それと差別とは別問題。

「自粛警察」なんていう言葉もありますが、正義だと思ってやることがただの自己満足になっていることも多々あります。でも差別する人間を叩けばまたそこには争いが生まれる。

では、どうやって対処すればいいのでしょう。最近は「私は〇〇県に住んでいます」というステッカーまで売られているそうですが、たしかに防衛効果はありそう。でも、自分が住んでいない都道府県のステッカーを貼って他県に遊びに行く人もいるかもしれません。

簡単な対策としては、自分が県外ナンバーをみたときに「本当に県外からの人かどうか?」と思ってみることです。自分が差別をしてしまう前に「本当かどうか?」という思考をもてばいい。たったそれだけのことです。

僕は途中まで自分の車が県外ナンバーということを忘れていましたが、その時は「差別の目」が気になりませんでいた。ということは、一人一人が毅然とした態度でいればそれでいいのではないでしょうか。

何か被害にあったら被害届を出せばいい。後ろめたいことをしていないなら堂々とすればいいのです。公園の県外ナンバーチェックについては「あー。僕は福井県民なのに寂しいなぁ」と思うだけ。もし嫌がらせされて危害があれば通報する。たったそれだけ。

でも”たったそれだけ”ができなくなってしまっているのが、この新型コロナウイルス感染拡大なんですよね。今一度、一人一人がしっかりと「なぜ?」「どうして?」「それは本当かどうか?」を考える時なのかもしれません。

著者近影

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【筆者プロフィール】ちばつかさ

合同会社komichi代表。柔道整復師、こころと体のコーディネーター、元プロ野球独立リーグ選手。東京と福井で投げ銭制の接骨院を運営しのべ10万人近くの心と体に向き合ってきた。野球経験とコーチングの経験を活かし都内で”野球を教えない野球レッスン”を運営。レッスン卒業生がU12侍ジャパンの代表に選出された。現在、心理学を学ぶため、アラフォーで大学在学中。【公式サイト】

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