「受け身の仕事をやめたほうが、かえって楽になりますよ」という話 | キャリコネニュース
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「受け身の仕事をやめたほうが、かえって楽になりますよ」という話

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受け身の仕事というと、何も考えなくて良くて楽……というイメージもあります。しかし、実際は他人に合わせて仕事をするのは大変です。

私の知る限り、自分から能動的な取り組みをしている人のほうが、自分自身のペースで動ける分、気持ちにも余裕が持てて、結果も残しているという印象があります。

今回は、能動的に働くための方法をいくつか紹介します。(文:キャリアコンサルタント 坂元 俊介)

工夫しながら能動的な仕事の割合を増やしていく

■ステップ1
会社から指示命令された仕事に対して、自分が得意だったりやりたいと思う作業を見つけ、練度を上げたり仕組化することで、キャパシティに余白を作る。

例えば、あるデータ出しをする作業に今まで2時間かかっていたものを、自分が得意なExcelでマクロを組み、1時間で終わるにすることが出来れば、1時間の余白が生まれます。

■ステップ2
創り出した余白の中で、自分が課題だと思う事に対しての取組や、自分がやりたいと思う仕事に対してチャレンジをしてみる。

生み出した1時間を使い、会社に対して、他にも効率が悪いと思っていた作業をシステム化や仕組化することを提案し、実行していきます。

■ステップ3
チャレンジした仕事で、成果を出し、成功体験を積む。

試行錯誤は必要だと思いますが、システム化や仕組化にチャレンジし続けることで、部署全体の大幅な業務改善を実現させます。

■ステップ4
成功体験を積み重ねることで、指示命令される仕事の割合を減らし、能動的な仕事の量を増やしていく。

会社から、指示命令をそこまでしなくても、ちゃんと成果を出す人だと認めて貰うことにより、どんどん自分のやりたいことにチャンレンジが出来るようになります。

■ステップ5
自分が能動的に望む仕事と、会社から指示命令される仕事とを重ねられるようにしていく。
会社から仕組化やシステム化が得意であると認識してもらうことで、自分が得意でやり
たりことが、会社から指示される仕事になっていきます。

もちろん、会社員である以上、自分の仕事内容を能動的な仕事100%にすることは難しいでしょう。

しかし、頑張り次第では、受動的な仕事を90%にする、80%にする、と段階的に減らしていくことは意外と難しくありません。その空いたキャパシティの中で、能動的な仕事が20%出来るだけでも、大きな変化です。

また、能動的な仕事を行う中で、全ての仕事に対しての姿勢も変わってくることがあります。うまく好循環を生み出せるといいですね。

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著者近影

著者近影

【坂元 俊介】株式会社STORY CAREER代表取締役/キャリアコンサルタント・採用人事コンサルタント
同志社大学経済学部卒。新卒でリクルートHRMK(現リクルートジョブズ)入社。中途・新卒領域における求人広告媒体の営業に従事、その後、営業として3つの新メディアの立ち上げを行う。リーダーや大手担当を経験。Webベンチャーでのオフィス長経験を経て、30歳になるタイミングで家業の和菓子屋を継ぐとともに、企業の採用コンサルティング会社を立ち上げ、採用人事支援なども行う。リクルートの同期が立ち上げた株式会社STORYの法人化の際に、取締役に就任。大学生・第二新卒層のキャリア支援をおこなうSTORY CAREER事業部の責任者を兼任。2020年4月、STORY CAREER事業部の拡大に、同事業部を分社化、株式会社STORY CAREERの代表取締役に就任。毎年数百名の大学生・社会人のキャリア支援を行っている。

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