ビジネスホテルのフロントが「デリヘル嬢」を追い返す3つのやり方 | キャリコネニュース
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ビジネスホテルのフロントが「デリヘル嬢」を追い返す3つのやり方

ビジネスホテルで働いていると、度々遭遇する人がいます。それはデリヘル嬢。デリヘルとは「デリバリーヘルス」の略で、要するに出張型の大人のサービスのことです。

ビジネスホテルの客層は、場所にもよりますが、ビジネスで利用されるサラリーマンの方が圧倒的に多いです。そういう方は出張すると開放的な気持ちになるのか、デリヘルを呼ばれる男性が結構いらっしゃいます。(文:ユズモト)

気の強い嬢に暴言を吐かれることも

「ビジネスホテルにデリヘルを呼んで、何か問題でもあるのか?」

そう思う方もいるかも知れませんが、実は大アリなのです。ほとんどのホテルでは、ホテル約款で「宿泊者以外の人を客室に立ち入りさせること」を禁止しています。

なので、デリヘル嬢の方が出入りする現場をホテルスタッフが見てしまった場合、本来なら必ずお声かけをしてお帰りいただかないといけません。

事業所によっては、トラブルを面倒がって見て見ぬふりをするというところもありますが、私が働いていたホテルでは、「見つけた場合は可能な限りお声かけをする」という方針をとっていました。

お帰りいただく際に、気の強い嬢に暴言を吐かれてしまうことはあっても、嬢を呼びつけたお客様が「なんでデリヘル帰すの!?」などと言ってくることはほぼありません。後ろめたい気持ちがあるからなのでしょう。

したがってスタッフたちはあらゆる手を使って、日々デリヘル嬢を追い返していました。今日は私たちが使っていた撃退法を少し紹介したいと思います。

1つめは「理詰めで追い返す」方法。「ホテル約款で決められている→約款は法律に基づいて作られている→第三者を客室に入れるとホテルが法律を犯していることになり営業停止になりかねない→だから帰って下さい」というような流れでまくし立て、半強制的に帰ってもらう方法です。

この方法は嬢に逆ギレされてしまう可能性もあるので、上級者向けかも知れませんが、ウチのホテルの支配人は、このスタイルでした。

「笑顔の声掛け」も意外と効果的

(イラスト:ユズモト)

(イラスト:ユズモト)

2つめは「全部約款のせいにする」方法。申し訳なさそうに、

「私もこんなこと言いたくないんですけど、ホテルのルールで決まっていて…。お帰りいただかないと私怒られちゃうんです…」

と情に訴えかける方法です。気の弱いスタッフでも簡単にできる上に、高確率ですんなり帰ってくれるのでお勧めです。アルバイトさんや若手社員に人気の方法でした。

3つめは「笑顔で押し切る」方法。嬢がフロントを通過する際に「こんばんは!何号室ですか?」と笑顔で話しかけにいきます。そして、嬢が戸惑いを見せたところで、「面会ですか?ロビーでお願いしますね!」と笑顔でさらに追い打ちをかけます。

「デリヘルなので、ロビーじゃ無理です…」

というわけにもいかないので、嬢は諦めて帰ってくれます。前回、笑顔の話を書きましたが、笑顔はデリヘル撃退にも有効なのです。意外と強力なので、私はこの方法を使うことが多かったです。

大抵は、上記3つの方法で撃退できますが、それでもスタッフを振り切って客室に上がろうとする嬢も稀にいます。そんな時は、ある言葉を言うと速やかにお帰りいただけます。

「警察に通報します」

この言葉の効果は絶大なので、私たちは「魔法の言葉」と呼んでいました。

もし使うときには「ラブホテル」を

それなら最初からそう言えばいいじゃないか、と思うかも知れませんが、私たちも本当に警察に連絡することはためらってしまうものです。

あまりに多用してしまうと、「あのホテルは口先だけで実際には通報しない」と認識されてしまい、嬢に強く出られてしまう可能性があるので、滅多に使わないようにしているのです。

このように、スタッフがデリヘル撃退を楽しんでいる部分もありますが、このような業務に時間をとられてしまうのは、ホテルにとってあまり良いことではありません。また、お客様も、せっかく呼んだのに嬢が帰ってしまったのでは、悔しい気持ちになることでしょう。

ビジネスホテルに嬢を呼んでしまうと、お客様とホテル、どちらも不利益を被る結果になってしまうので、男性の皆さま、デリヘルを使う際にはラブホテルをご利用になることを強くお勧めします。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」の明記をお願いします。

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