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枕に電気ケトルにドライヤー… それはホテルから持ち帰ってはいけません!

ビジネスホテルではお客様の滞在を快適なものにするために、色々なものを用意しています。タオルやスリッパ、部屋着はもちろん、携帯充電器やドライヤー、電気ケトルなども部屋に置いてあります。

しかし備品の充実に比例して、「備品持ち帰りに関するトラブル」も増えているのです。アメニティやインスタントコーヒーなど、使い捨ての備品は持ち帰っても構わないのですが、洗濯や消毒をして繰り返し使うものを持ち帰られると、数が不足したり、新たに購入する経費が掛かってしまったりしますので、ホテル側はとても困ってしまいます。(文:ユズモト)

レジャー利用のグループは危ない

(イラスト:ユズモト)

(イラスト:ユズモト)

例えばタオルや部屋着、枕、電気ケトル、ドライヤーなどの持ち帰りは困ります。ハンガーやスリッパ、大きなボトル入りのシャンプー、シーツやカップなども当然そうで、厳密にいえば窃盗です。

この手の備品を持ち帰るお客様には、いくつかの特徴があると私は感じています。1つめは「ビジネスユースではない」こと。ビジネスマンのお客様に、物を盗んでいく人はほぼいらっしゃいません。

会社経由で宿泊予約をされた方や、会社名で領収書を切っている方がほとんどなので、当たり前かもしれませんね。もしホテル側から会社に連絡が行って何らかの処分を受けたらと思うと、タオル1枚でも盗む気にならないでしょう。

もっとも、ビジネスユースでもファブリーズや靴べらなど、小さなものは結構なくなります。それくらいは仕方ないとホテル側もある程度割り切っていますが、本来はこれらも持ち帰り禁止です。

2つめは「グループもしくは家族連れである」こと。たとえば、ドライヤーを持って帰ったら便利だろうな、とふと思ったとき、一緒に宿泊していた友達や家族から、

「いいじゃん、別に1つくらい大丈夫だって」

と言われたら、抵抗感が薄れませんか? そのせいか、備品がなくなる部屋は複数名で宿泊されていた部屋であることが多いのです。1人の方が「誰も見ていない」はずなのですが、いざとなると不安になり、実際に行動に移すハードルがあがってしまうのかもしれません。

罪の意識がなくても、警察に通報することもある

3つめは「遠方からお越しの一見さんである」こと。電気ケトルや枕などの「大物」を持ち帰るのは、外国人客が圧倒的に多いです。二度と宿泊しないつもりかもしれませんし、チェックアウトしてしまえばあとは野となれ山となれ、ということなのでしょう。

日本人でも、地方から来たグループ客が使った後も、ものがなくなることがあります。もちろん外国人客や遠くの地方からお越しの方も、ほとんどはマナーの良い方で、中にはマナーの悪い人もいる、というだけの話なのですが。

ホテルから備品を持ち帰るのは犯罪なのに、どうしてやる人が絶えないんだろう。私は最初不思議に思っていましたが、色々と考えた末、やる方は意外と罪の意識を持っていないんじゃないかな、という結論に至りました。

持ち帰りをする一人ひとりは「備品の1つくらい、どうってことないだろう」と思っているのかも知れません。でも、ホテルからすると、不特定多数のお客様からいくつも備品を盗られているので、結構な損害を被っています。あまりに悪質な場合は、警察に通報することだってあり得ます。

このコラムを読んで下さっている方には、そういう人はいないと思いますが、もし周りに「ホテルの備品を持って帰ってきた」と言っている人がいたら、「それ犯罪やで!」と言ってあげて下さいね。

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