マツコ・デラックスさんが9月16日放送の「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)で、近年生まれた新たなハラスメント、”ヌーハラ”に物申した。
番組ではマーケティング評論家の牛窪恵さんは「ヌーハラ」を紹介。麺をズルズルとすする音が周りの人に不快感を与えるというものだ。
「目の前でズルズル食べられて、それ以降部長を見るだけで生理的にダメだと」
「ヌーハラ」とはヌードルハラスメントの略称で、職場に外国人が増えたことで2015年頃から言われはじめた。また、最近の若者は音や香りに敏感であることを指摘し、実際に取材をした中で、「上司のヌーハラが原因で会社を辞めた部下」もいたという。
ある20代男性が突然出社しなくなり、音信不通になった。家に行って理由を聞くと、
「部長と会食に行ったときに、目の前でズルズル食べられて、それ以降部長を見るだけで生理的にダメだということで『もういけません』」
ということだったという。そのため、近年では「会社でそば・うどんを食べない」などを規定として定める企業もあるとのことだ。
これに対して、出演者のマツコ・デラックスさんが「それで行けなくなっちゃうと、部長の方が悪いってこと?」と言い、「なんでよ。おかしいでしょ。蕎麦すすって悪者にされるの」「潰れちゃえそんな会社」と拒否感をあらわにした。
確かに、麺類をすすっただけでいきなりハラスメント扱いされるのは理不尽ではある。番組では、あらゆることをハラスメント扱いする「ハラハラ」が紹介されていた。ツイッターでは「もう外で麺食うな」「うどんそばラーメンは啜ってナンボ」といった反応が寄せられている。