“幽霊を見た”という人々の投稿「スナックにいた見慣れない客。おしぼりを渡そうとしたら……」
「幽霊」というと、映画やドラマのようにショッキングな登場の仕方をイメージするかもしれないが、実際は意外とあっさりしている。生きている人間と全く同じように普通に見えたりすることもある。
60代の女性は、過去にスナックで働いていた時の体験を振り返る。
「精進落とし(葬式後の会食)で寄ってくださったお得意様の後ろに、見慣れないお客様が。おしぼりを渡そうとした時はいませんでした。顔もはっきりと覚えています。笑顔でした」(60代女性)
おしぼりを渡そうと思ったほど、ハッキリと見えたお客様。女性には違和感なく普通に見えていたようだ。
30代男性は、寝ていた時の不思議な体験を明かす。
「朝方に子どもが騒いでいたので 、『うるさい静かに寝ろ』と怒ったらものすごくびっくりした顔で消えました。私も寝ぼけていたのでもう一度布団を被ろうとしたところ、うちの子どもは横で寝ていたので、その時にはじめて気がつきました。『さっきのは一体誰なんだろう? 』って」
特に恐怖心もなく、『子どもが騒いでいる』と思って怒った男性。その時はハッキリ見えているので違和感はないが、後から考えると不思議で仕方なかっただろう。筆者も後から考えて「さっき見えたあれは何だったんだ?」と思うことがよくある。
「幼い頃から、視界の端に妙にはっきりとした人が見えてましたが……」
“見える体質”の人は、幼少期から不思議な体験をしている人が多い。40代女性も「幼い頃から何度か体験していました」と語る。しかし母親に見えることを話した際、「そんなことを他の人には言ってはいけない」と諭されたという。
「それ以来、無意識に遮断し過ごしていました。しかし中学生でまた不思議な体験をし、その繰り返しの日々です。現在もあります」
意識して見ないようにしても、ある時突然、”見えるセンサー”が反応してしまうことがある。女性は40代になった今も見えているようだ。
60代女性も幼い頃から見える体質だったが、当時はそれを「想像力」だと思っていたようだ。
「幼い頃から、視界の端に妙にはっきりとした人が見えてましたが、正面から見ると誰もいないということがよくありました。想像力が逞しい子どもだと思っていました」
女性は昔から「何か」は見えていたものの、自身の体質をハッキリと自覚したのは30歳を過ぎてからだっという。
「30歳を過ぎてから、あるお店の中で若い男性を見ました。その時に、周りの人から『その男性はお店に憑いている霊だ』と教えてもらい、自分は見えるということに気がつきました。ちなみにそのお店のスタッフは全員霊感持ちで、霊感のない人は辞めていくそうです」
女性が自身の体質に気づいたのは成人してからだったが、今振り返ると家族も霊感体質だったそうだ。
「実家の廊下は誰もいないのに、足音が聞こえてました。父が亡くなって姉弟3人で通夜を営んでいた時、その足音の話になりました。当時は自分の気のせいだと思っていましたが、みんなが経験していたことが判明し、びっくりしたこともあります」
女性は「怖いと思ったことはありませんが、娘たちや孫たちは、なかなか怖い経験をしているようです。母方の家系が霊感持ちなので、仕方ないと思ってます」という。すでにこの体質は娘や孫たちに受け継がれているようだ。
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