社内研修で「同期の悪いところを言い合え」にどう応じる マツコ「試されてるのかもよ?」
会社によってさまざまな内容の新人研修。中には「え?」と思うような内容のものもあるかもしれないが、そんな時はどう切り抜ければよいのだろうか。5月6日に放送された「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)では、21歳の女子大学生のこんな怒りメールが取り上げられた。
「先日、会社の内定者研修を5日間行った。最初はよそよそしかった同期だが、5日間で距離も縮まった。しかし人事が研修最後に『お互いの良いところと悪いところを3つずつ相手本人に伝えろ』と言い出した。結局悪いところも無理矢理考え、本人に伝えた。せっかく同期同士で頑張っていこうとした矢先に気分が落ちた。本当にこの研修はいらなかったと思う」
夏目三久「会社の目もあるからごまかせなかったのでは」
入社するにあたり、同期がどんな顔ぶれなのか、うまくやっていけるか、ということは非常に重要な問題である。だからこそ、せっかく仲良くやっていけそうな雰囲気がしてきた研修最後に、お互いを気まずくさせるこの研修はいったいなんだ、なんの意味があるのか、ということだ。
このメールに対し、開口一番に「なんでそこで最後、ガチでイヤなところを言ったの?」と有吉弘行。マツコ・デラックスも「なんでそんな素直に応じちゃったの? 当たり障りないことを3つ言ってごまかせなかったの?」と発言した。
自身も泊まりでの研修を経験したという夏目三久が「でも、やっぱり新入社員ということで『会社の人の目もあるしなぁ』と思ったんじゃないですか?」とフォローしたが、マツコは人事に言われたことをなんでもかんでもバカ正直に受け取ってはいけないと力説。
「(バカ正直に研修に応じて)逆に厄介者と思われた可能性も高いよ会社から。クライアントの部長さんとかに本心でヤなこと言っちゃたら大変だからね」
うまく切り抜ける「コミュ力」見られていそう
しかしこれは難しい問題である。ただでさえ新人で、初顔合わせの同期にも人事にも緊張している状態の中、有吉やマツコが言うようにいい塩梅で適当に対処し、うまく切り抜けられる人は少なそうだ。
確かにコミュニケーション能力や危機回避能力を会社から見られているのかもしれないが、適当に対処して「君、真面目にやっていないね」と人事に目をつけられたり、「あ、逃げたな」と同期に思われるのもシャクである。
会社の性格もあるし、正解がなんなのかわからないから、非常に悩みどころ。イジワルな研修ということだけは間違いなさそうだが。
番組調べによると、多くの企業が新入社員に一番に求める能力はコミュニケーションスキルだという。今回の研修の件もその一環として考えると、やはりうまく切り抜けられるかどうかを見ているのかもしれない、ということだった。
悪口もコミュニケーションのひとつなのか
ところでこの日の有吉、先輩・アンジャッシュ渡部に対する悪口が絶好調であった。いや、渡部にというより、現在渡部との熱愛が噂されている佐々木希に対しての悪口、と言った方が正しい。
相手の動作を真似るミラーリングなど恋愛テクニックを駆使して女性を落とすという渡部について「渡部さんが誰かとつきあったらそれは(渡部お得意の)ミラーリングに引っかかった女だということは覚えておいて」はないだろう。マツコもそれに乗っかり、嬉しそうに「あら、じゃあ何? バカな女ってことぉ?」と言っていた。
悪意のない、無邪気な二人のやり取りであるが、佐々木希、渡部と噂されたばっかりに、とんだとばっちりを受けたね。ご愁傷様。そのような渡部への悪口について有吉は「悪口いっぱい言うけどこれもコミュニケーションだからね」と言い訳していたが。(文:みゆくらけん)
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