関西で旅行したい場所ランキング 2位「嵐山」、3位「淡路島」
洲本温泉事業協同組合・南淡路温泉事業協同組合は6月17日、「旅行に関する調査」の結果を発表した。調査は今年4月に実施し、20代~50代の関東在住の男女250人、関西在住の男女250人の計500人から回答を得た。
昨年、コロナ禍で行われた「GoToトラベル」を利用した人は37.4%。年代別にみると、20代が45.6%と利用率は最も高かった。利用回数は「1回」が最も多かったものの、平均利用回数は「2回」となり、中には「25回」利用した強者もいた。
今後、旅行今後重視するのは「密になりにくい」「感染対策ができている」
GoToトラベルが再開したら、「利用したい」(30.6%)と「どちらかというと利用したい」(28.8%)の合計が6割となった。関東在住者は62.8%、関西在住者は56.0%で、関東在住者の方が利用したい人の割合が高かった。
今後旅行する際に重視する点について聞いたところ、TOP3は「食事がおいしい」(65.0%)、続いて「リラックス・癒し」(62.0%)、「温泉がある」(51.6%)となった。また、「密になりにくい」(39.2%)、「感染対策ができている」(38.2%)を重視している人も4割いた。
新型コロナウイルス感染拡大が続く中、グルメや温泉に加え、感染対策とがこれからの旅先には求められているようだ。ちなみに今後旅行する際の予算は、平均「3万9000円」となった。
関東在住の4人に1人が「淡路島が何県にあるか知らない」
関西・関東在住を問わず、「関西地区で旅行したい場所」を聞くと、1位は「有馬温泉」(兵庫県)となった。具体的には「昔行ったことがあり、その時のいい思い出がある」(茨城県・58歳男性)、「温泉が好きだから」(東京都・42歳女性)、「疲れを取りたい」(兵庫県・32歳男性)といった声が寄せられた。
2位は嵐山(京都府)。関東在住者からは「風情があるから」(千葉県・39歳女性)、「景色がよいから」(東京都・29歳男性)といった声が寄せられた。また関西在住者でも「京都にいたことがあるので、懐かしいから」(兵庫県・59歳女性)とコメントしている。
3位は淡路島(兵庫県)で、「海の幸が美味しいから」(兵庫県・44歳男性)、「自然が豊かそうだから」(東京都・24歳男性)という声のほか、「淡路島は最近新しい施設ができているイメージ」(奈良県・33歳女性)という声も挙がっている。
ちなみに、淡路島については、関東在住の4人に1人が「何県にあるか知らない」と回答している。一時期はコロナの影響で観光入込客数が95%も減った淡路島だが、魅力を発信するため、この度Webドラマ「淡路島 湯けむりサスペンス劇場」を制作。観光客の呼び込みを図っている。