度肝を抜かれた名作『FF8』の思い出 リノアのことは「好きにな~らなかった」けど | キャリコネニュース
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度肝を抜かれた名作『FF8』の思い出 リノアのことは「好きにな~らなかった」けど

はじまりの部屋のセーブポイントが触れた瞬間、沢山でてくるのは不気味だった」

日本が誇るRPGの巨塔『ファイナルファンタジー』。『FF』や『ファイファン』などの略称で愛され続けているシリーズだ

今日はその中から『ファイナルファンタジーⅧ(FF8)』の話をしていきたい。1999年にプレイステーション専用ソフトとしてリリースされ、2019年に「リマスター版」が発売された、息の長い人気作品だ。

プレステ用の『FF』としては、『FF7』に次いで派生を除いては2作目であり、ますます洗練されたポリゴンやCG描写に、当時度肝を抜かれたって人も決して少なくなかったはず。僕もその1人だった。(文:松本ミゾレ)

リノ=アル説?

先日、ガールズちゃんねるに「【FF8】ファイナルファンタジー8を語りたい」というトピックが立っており、この本文に「リノア=アルティミシア説を知って可哀想で、宇宙に放流してごめんって気持ちになりました」という一文を見つけた。

そして思わず「マジで!?」って声が出てしまったのだ。

え、ヒロインのリノアがラスボスのアルティミシア? 当時、攻略本も購入していたけど、そこまでの言及があった覚えがなかった。記憶にないのはおかしいと思って、ネット検索なんかもしてみたところ、どうやら公式設定というわけではないようだ。「そういう説もあるよ」みたいなレベルの、ちょっと本当にそれっぽい話。

ようは、考察系都市伝説みたいなネタだったということらしい。そして現在に至るまでも、リノア=アルティミシア説ってのはたびたび考察されているようだ。まあこういうのはガンガン想像して楽しむのが面白い。

ところでこのトピックには、本作の思い出を語っている人たちの書き込みがいくつか見られる。ちょっといくつか引用していきたい。

「ボスからGFドローし忘れてショックを受けた」
「はじまりの部屋のセーブポイントが触れた瞬間、沢山でてくるのは不気味だった」
「天国地獄を歩けるようになった時は楽しかった」
「ラグナ編の戦闘BGMすき」
「あの恐竜に何回全滅させられたことか」

と、このように『FF8』を遊んだ人なら賛同できるであろう声が多い。

GFってのはシリーズにおける召喚獣のこと。『FF8』では、セイレーンやカーバンクル、リヴァイアサンなど、特定のボスからドローしなければ入手できないGFがたびたび登場し、取り逃して泣く泣く諦めるか最初からやり直す友達が結構いた。

「天国地獄」というのは、飛空艇ラグナロク入手後に闊歩できる「天国に一番近い島」「地獄に一番近い島」のことだろう。どちらも小さな孤島なんだけど、強力な魔法のドローポイントが多く、出現する敵も強いので印象に残る。

訓練場に何故か出没する恐竜、アルケオダイノスも強かったねぇ。ブラインをジャンクションして通常攻撃で暗闇状態にして、「死の宣告」で切り抜けてた記憶が。

リノアが嫌だった

一方で『FF8』のストーリー周りについては、僕個人の印象になっちゃうけど、あんまりドラマチックなものだったという覚えがない。1999年と言えば僕は当時中学3年ぐらいで、本作の主人公たちとは年齢も割と近いんだけど、あんまりシンパシーを感じるようなことはなかった。

それは多分、オトナが描く若者と実際の若者の差がどうしても出てくるんで仕方がないところだと思うんだけど、それにしたってリノアが嫌で嫌で。「私のことが…好きにな~る、好きにな~る」みたいなセリフは、あんまり周りにもウケてなかったなぁ。

それと、だんだんスコールのキャラが変わっていって、最後はもう「リノアリノア」言い出すようになってから、学校でも『FF8』の話をするたびに苦笑いしてたっけ。やっぱり、宇宙に上がると人は変わるのかな。

でも戦闘周りに関しては、流石にそういうことはなかった。前述されていたラグナ編の戦闘BGMがアホみたいにかっこよかったし、ラグナ編のキャラのキロスの構えが衝撃的過ぎて、物凄く笑ったし、真似して遊んだりもした。

あと、スコールに突っかかりっぱなしだった、魔女の騎士に憧れるサイファーもなんか憎めなかった。そのサイファーとの最終戦で、敵を一撃で全滅させるGFオーディンが発動して「これサイファー死ぬやん」と思ったら斬鉄剣返しというカウンターで、逆にオーディンを打ち負かしたのも印象的だった。伊達にガンブレード使いではないんだなぁという感じで。まあ、その後やってきたギルガメッシュに吹き飛ばされてたけど。

カードバトルもいい思い出

それと、本作の思い出を語る上で絶対外せないのはカードバトルだろう。ゲーム中に出現するモンスターやキャラクター、GFが図柄になった、簡単なミニゲームで、1戦ごとの拘束時間が短いから連続で挑戦して死ぬほど遊んだって人も多いはず。

僕ももちろんその手のタイプだったんだけど、頭が良くはなかったので、ルールに「セイム」が追加されるとボロクソに負けることも多かった。そんで強いカード取られちゃって(笑)。取り返そうにもどんどん負けてって、強い手札がなくなり、詰んだこともある。後日、カードのルールから「セイム」が絶対に広まらないように小細工をしたものだ。あとこっちが任意で手札を選べなくなるローカルルール「ランダムハンド」が広まったときも頭を抱えたっけ。

実は昨年あたりも、プレイステーションのストアから『FF8』のリマスターを購入したんだけど、やっぱり最初にやったのはカード。まずはそこらへんの生徒と対戦して手札を集めつつ、食堂のおばちゃんから強いカードをゲットしてって、ロビーを走る子供からモーグリのカードを奪い取ったものである。

あのカードのミニゲームだけ出来るアプリとか出ないかな……。ルールも「セイム」以外なら導入していいから、スクエニさん、どうですかね?

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