一番怖いホラーゲームといえば? 「VRバイオ7」「サイコブレイク」などが挙がる
一番怖いゲームを決めるとは言っても、僕がこれまでプレイしたホラーゲームなんてせいぜい10本程度。まだ見ぬ恐怖を体験できるゲームもあるに違いないので、ネットの声を参考にしたい。
ちょうど、5ちゃんねるに「ホラーゲームで一番怖い作品教えて」というスレッドが立っていた。ちょっとこちらに挙がっている意見を紹介させていただきたい。
「VRバイオ7」
「小学生の時PS1でやったバイオハザードが未だにトラウマだけど今やったらそうでも無いんだろうな」
「サイコブレイクはグロすぎて無理だった」
「初回初見の零シリーズでwii以降の作品。慣れるとギャルゲーみたいなもんだが」
「ネバーエンディングナイトメア」
と、このような候補が挙がっている。『バイオハザード7』はVRじゃなくても十分怖かったので、VR対応と分かっててもチャレンジしていないって人も多いんじゃないだろうか。
『ネバーエンディングナイトメア』は複数のプラットフォームでも提供されていたので、こちらも遊んだことがあるという人がいるかも。僕も軽くやってみたが、本当に最序盤でコントローラーを投げ出してしまった。ちょっと絵柄で油断してたけど、ガチで怖かったので……。
『サイコブレイク』は僕が大好きなベセスダからリリースされているゲームだけど、本タイトルについては徹底して見えてない振りをしている。つまりプレイもしていない。だってPVだけで十分怖いんですもの。
『零』で慢心し、『SIREN』で泣きながらソフトを売りに行った思い出
ところで僕は、元々ホラーゲームというジャンルに対してはある程度免疫があると思い込んでいた。初代『バイオハザード』が怖い、怖いと話題になっていた1996年には友達が遊んでいる様子を後ろから眺めていて、「あんまり怖くなくない?」と思っていた。
続編の『バイオハザード2』はドハマりして裏も表もクリアして弾数無限武器も全部取得した。『バイオハザード3』も同様。緊急回避アクションを駆使して進めるのが面白かったし、ホラーゲームというよりアクションゲームという認識でいた。
「welcome…」と謎の人物の声から始まる、スペツナズのメンバーを操作してタイムアタックするおまけも面白かったよねぇ~!
そうこうしている間に『モンスターファーム』でおなじみのテクモが、2001年に『零』というホラーゲームを輩出する。これがちょっと僕の周りでも「怖い」と話題になって購入してみたんだけど、たしかに『バイオハザード』より怖かった。洋風のホラーに慣れていただけに、和風のじめじめしたホラー描写は、最初は新鮮だった。
でも求められるプレイヤースキルはそこまで高いものでなかったし、カメラで撮影することで幽霊を成仏させるというバトルシステムに、よく写ってるとダメージがアップ、みたいな要素があってこちらもアクションゲームの印象をおぼえた。
遊んでいるうちに、やけに迫力のある心霊写真をいっぱい撮影できるようになって「ホラーゲームもそこまで怖くねえな」と、僕は慢心してしまった。続編の『零 紅い蝶』についても同様の印象を得た。主題歌は最高に良かったけどね。
転機はその慢心し切った状態でプレイした、初代『SIREN』である。『SIREN』は2003年に発売されたソフトで、たしか僕はこの続編が出る頃になって「2やるまえに1やるか」ぐらいの気持ちで中古でソフトを購入した。
が、これがいけなかった。ゲーム的には和ホラーの雰囲気が強く、しかも出てくる敵がみんな不気味。そして不死身。こっちは丸腰だったり、子供だったり、時には障害を持っている人を操作しなければならない。
攻略の肝になるのは徘徊している不気味な敵の視界をジャックして、自分と敵の位置関係を把握するというものなんだけど、これがまぁ~怖かったのなんの。どこに敵がいるか分からないので視界ジャックすると、画面に映るのが自分が操作したキャラがさっき通った道だったりして。
で、相手は無敵、こっちは貧弱。何なら冒頭から銃で武装したおかしな警官に追い回されるわけで、「こんなのやってられっか!」とすぐに売り払ってしまった。
なので僕の中で一番恐ろしいのは初代『SIREN』ということになる。もし『SIREN』がVR対応したら、絶対この世で一番怖いゲームになるんだろうなぁ……。やだなぁ~こわいなぁ~。