「セガサターンってどこが凄かったの?」という質問にセガ信者たちが続々回答 | キャリコネニュース - Page 2
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「セガサターンってどこが凄かったの?」という質問にセガ信者たちが続々回答

セガサターン。1994年11月に発売された、セガ・エンタープライゼス製の家庭用ゲーム機である。同年12月に発売されたソニーの初代プレイステーションと並んで、一時期は日本国内における一代人気ゲーム機として名を馳せた。

先日、5ちゃんねるに「セガ信者『セガサターンは凄かった』」というスレッドが立っていた。スレ主は「どの辺が凄かったのだ?」と何故か大王様みたいな口調で聞いていて、これに元セガサターン信者たちの書き込みがいくつも寄せられていた。

ちょっと紹介していきたい。懐かしい話がいっぱい寄せられてるので、同窓会気分でご覧いただければ。

「バーチャファイター2が遊べた」
「スパロボFの音質とロードスピード」
「玄人受けするゲーム作ってもユーザーがついてこないってことはセガが証明してくれた。やきゅつくとかあのままとことん作り込んだとしても売れずに大赤字になっただけだろうな」
「エッチなゲームあったからな」
「プレステ相手に良い勝負してた時代もあったぞ。ボンボンとコロコロみたいなもん」
「対戦格闘やるならサターン一択だったな。特にカプコンのVSシリーズとかサターンじゃないと2on2出来んかったし」

と、このようにかつてセガサターンを楽しみ尽くした大人たちの書き込みが山のように目に付いた。ほんの一部しか引用していないけど「ああ、みんな昔はセガサターンで存分に遊んだんだなぁ」と暖かな気持ちにさせられた思いだ。

実際『スーパーロボット大戦F』なんかはセガサターン版が1997年の9月にリリースされて、プレステ版も98年2月に登場したが、満足度は雲泥の差。明らかにサターン版の『スパロボF』のほうがロードが早く、音も綺麗だったのだ。僕はどちらも遊んだことがあるため、実感を伴ってこれは衝撃的な記憶として残っている。

しかもサターン版は本体に時計が内蔵されているため、遊んでいると『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラが誕生日のお祝いまでしてくれるのだ。これはプレステ版にはないイベントであった。

3D表現はプレステに大きく水をあけられていたが、かと言って完全に負けていたのではなく、ところどころプレステ版よりも勝る部分もあったのである。

『FF7』がプレステで出たのが致命的だった……

しかし、当時から「セガサターンよりプレステ」とうそぶくゲームキッズたちは多かった。現に僕もセガサターンの実機を購入したのは、発売から数年後。とっくにセガサターンが落ち目になって湯川専務がCMで子供たちから「セガなんてダセエよな! プレステのほうが面白いよな!」と言われていた頃である。

悲しいかなセガサターンは、あるときを境にプレステという対抗馬に100馬身ほど離されたまま、ひっそりとその役目を終えたハードとも言える。その理由は色々あるが、一つには『FF』や『ドラクエ』などの国民的RPGシリーズを引っ張ってこれなかったところにあるのかもしれない。特に『FF7』がプレステで出ちゃったのが致命的だった。

一応セガサターンも『グランディア』とか面白いRPGが楽しめるハードではあったけど、それだけでは……と、少なくとも僕はそう感じていた。

あと、『スパロボF』もそうだが、セガサターンで出たゲームソフトがのちにプレステ版としてガンガン移植されるようになって、子供心に「えげつないな」と同情さえしたものだ。

だがこのセガサターンに魅せられた人は今も多い。未だにセガ信者の残党勢力は多数生き残っているわけで、据え置き型のゲーム機としての影響力は決して低くはなかったのである。

たしかに売り上げの面ではプレステには及ばなかったセガサターンだけど、セガサターンの存在がなければプレステだって怒涛の攻勢には打って出なかったはず。プレステの躍進の陰にセガサターンありなのだ。

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