なぜかリリース4年後に話題 ゲーム『労働条件パトロール』が意外とためになった | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで6周年 メルマガ読者数
65万人以上!

なぜかリリース4年後に話題 ゲーム『労働条件パトロール』が意外とためになった

クイズだけではなくてマンガもあり、「シフトワーカーよ、便利屋にされるな!」「労働時間管理に異議あり!」「過重労働に屈するな!」「ハラスメントに負けるな!」「正当な賃金を確保せよ!」「不当な退職・解雇に立ち向かえ!」「ストレスに負けるな!」「輝け!働く女性たち!」など、いろいろなトピックが扱われている。

厚労省に電話して、アプリ提供を始めたきっかけを聞いてみた。

「基本的には若い人をターゲットにアニメを使ってわかりやすくということがコンセプトです。特に高校生や大学生といった学生向けに、アルバイトを始める上で知っておいた方がいいことがたくさんあるので。『休憩時間がもらえていない』『就職してからも有給休暇がもらえない』など、そうした状況が当たり前になって仕事している方の不利な条件を少しでもなくすために開発しました」

なぜかリリースから4年後に話題になったことには「それは率直に大変ありがたいですね。当初、知名度がないところから始まっているので、どんどん広まっていただければいいと思っています」とのことだった。

ゲーム・マンガを実際に制作しているのは、株式会社廣済堂だ。

「委託企業を決めるときは入札でやっているんですが、そこで落札していただいたかたちです。廣済堂さんとは今回のアプリが初めてではなくて、いろいろな取り組みを通して信頼関係もできています。毎月会議をしていろんな意見を出し合ってお互いに納得できるような作品を作るようにしています」

この『労働条件(RJ)パトロール!』。4年間かけてアップデートを続けてきて、年内で完結する予定だという。

「現在12話、13話を作っている最中で、これは年内にアップされます。それをもってある程度のところはそのアップデートで網羅できるかたちで、一旦終了予定ですが、利用者の方の反応によってはもう少し続けていくかもしれないです」

「厚生労働省では他にも『確かめよう労働条件』というサイトがあり、働く方を対象にした動画や漫画などのコンテンツがあります」

労働関係法令、すなわち働くルールを事前に知ることは、気持ちよく働くことや仕事をよりスムーズに進められるだけでなく、自分自身を守ることにもつながる。一度、チェックしてみてはいかがだろうか。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ