パチプロで食っていくって実際どうなの? 精神的にも肉体的にもきつい | キャリコネニュース - Page 2
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パチプロで食っていくって実際どうなの? 精神的にも肉体的にもきつい

このコラムを読んでいる方の大半はパチンコなんて毛嫌いしているだろう。なのでほんの一部の物好きに向けて書いているんだけども、やっぱりパチンコで勝つために必要なのは昔も今も”時間”なのだ。

1000円あたりの回転数が良い台、回る台を、じっくり朝から晩まで打つこと。これが何よりの攻略法というか、長い目で見れば勝ち筋に繋がる手段となる。回らない台と比較すれば、回る台はヘソに入る玉も多いので、それだけより多くの大当たり抽選を受ける機会が得られる。

それが朝から晩まで続けば、そりゃあ勝つことが多いよねって話になるのだ。当然、パチンコをしている間、時間をまさに湯水のように使ってしまうので人としては負けになるけど。

さて。先日、5ちゃんねるに「自称プロ『ボーダー回ればハマろうが単発だろうが関係ない』」というスレッドが立っていた。いわゆる回る台を打って期待値を稼ごうとする姿勢を揶揄しているスレッドである。スレ主はこういう人のことを「2、30年前の人間か」とも書き込んでいる。

その上で「ならディスクかマッピーか遊タイムハイエナするよね」とも主張する。ディスクやマッピーというのは、フル攻略すると機械割が100%を超えるパチスロ機種のことである。さらに遊タイムというのは、先述したパチンコの天井回転数に到達したときの救済機能を指す。

要はスレ主は、回る台を粘って打つパチプロはもう古いと言いたいわけだ。でも、この主張は正直目クソ鼻クソである。

何故なら彼が挙げたパチスロ機種だって、長時間打ってやっと日当が出るレベルの薄い勝ちが得られるかどうか。それに、パチンコの天井を狙うということは、美味しい台が空くまで延々、回遊魚のようにパチンコホールをうろうろと彷徨うわけで、結局昔ながらのパチプロを小馬鹿に出来るような代替案でも何でもない。

言っちゃなんだか、パチプロに一番大事なのって同じ土俵でマウントを取り合うことではないと感じる。それこそ、パチンコなんていうオワコンの娯楽で「俺は食っていくんだ!」と強く決意して立ち回ることのほうが、よほど大事なような。

回る台も打つし、遊タイム狙いもするし、パチスロも機械割が良い台を打つみたいな、なりふり構わない姿勢。そういうことをしてる人って実際いるし、やっぱりそういう人は色んなものを犠牲にしつつ、とりあえずパチンコ・パチスロでは勝っている。

勝つための手段はあっても遊技が遊技じゃなくなる

僕は息抜きでパチンコホールに行く人間なので、基本的に負けて当然、勝って偶然と考えているタイプである。この4月なんて、10万以上負けており、まさに満点大笑いといった心境だ。

そりゃあ若いころはパチプロまがいなことをして荒稼ぎをしたこともあった。やっぱり遊技場でマジになってお金を稼ごうとすると、あんまり愛着のない台を打たなければならないことも多々あり、精神的に結構きつかった。

そういうのが嫌だったので、いつの間にか適当に遊び散らすようになったものだが、これに対してガチのプロたちは流石にしっかりしている。

愛着のない台でも、回るなら長時間打つし、設定の入っている台はとことん追いかける。勝てる調整・設定になっている台は長く打てば大体プラス収支になるように出来ているみたいだから、そういうことを毎日のように続けて毎月数十万勝っているプロも、少なくとも5年前までは普通にいた。

それはそれで凄いことではあるんだけど、遊技場でマジになって日当を追うような行為は実際やってみると精神的にも肉体的にもしんどいものだ。何よりやっぱり遊ぶための機械を遊び打ち出来ないって、しんどい。

そもそもパチプロでずっと死ぬまで食っていくなんて先の見えないような夢物語。体力の限界を感じて手を引いても退職金もないし、パチプロの多くは勝った分を確定申告もしていないわけだから、社会的な貢献もやれていない。

社会人としての最低限しておくべきことをせず、いざ追い詰められても潰しが利かないようなか弱いポジションなので、やっぱりこういうのは「僕はパチンコで死ぬまで食っていくぜ!」ってガチで考えるさわやかバカヤローにしか務まらないよね。

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