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スマパチ「Cタイム」にハイエナ!? 朝に1回転だけ回す人をお断りするホールも

画像はイメージ

毎度おなじみ、パチンココラムのお時間である。2023年の1月より、スマートパチンコ。通称スマパチの導入が開始された。

スマパチは、従来のパチンコとは違って玉が内部で循環していて、遊技者が玉を手に取ることもない。ホールによっては玉を磨く機械が老朽化しているなどして、手指が汚れることもあったので、そういうのが嫌な人にとっては、スマパチは歓迎だろう。

4月には『聖闘士星矢』、『ルパン三世』など人気版権機種がスマパチとしてデビューした。現在稼働中。中でも人気を博しているのが、京楽というメーカーがリリースした『ぱちんこ 新・必殺仕置人S』である。

元々パチンコメーカーとしては老舗で実力もあった京楽だが、ここ数年はガチで邪魔なサイド液晶が付帯した遊技筐体がすこぶる評判が悪かった。玉飛びも悪く、このせいで玉を弾くという行為そのものにストレスすら発生するレベルで反感を買っていたが、スマパチとなって新筐体にリデザイン。
 
これがシンプルな見た目で、ファンからも「やっと変なものつけるのやめたんだな」と歓迎されている。余計なものを足して満足するのは、メーカー側だけなのだ。(文:松本ミゾレ)

Cタイムの登場でハイエナが再び現れてる?

さて、そんなスマパチには遊技性というか、出玉性能に直接関与する新しい機能が追加されている。それがCタイム。C時短とも呼ばれる。

このCタイムとは、通常時のみ搭載できるチャンスモードで、従来でいうところの大当たり、ラッシュ終了直後の通常変動に戻ったらまた次の当たりを引くまで我慢しなければならなかった。

ところがCタイムは、大当たり終了後通常の1回転目に移行する特殊状態。ここでの当選率は20%とされ、非常に期待できるゾーンになる。もっとも、1回転限定であるため、基本的には5回に1回当選すれば御の字というもの。本当におまけの救済機能となる。

さらにCタイムは通常状態での規定回数到達時。RAMクリア時にも発動。いずれも確率は1回転限定で20%と心もとないところだが、要はこれを狙えば、数をこなすことで無駄玉を出さずに効率的に当たりを待つことができる。

少し前、パチンコには遊タイムという実質天井機能が搭載される傾向があった。パチスロには天井がつきものであったが、パチンコに遊タイムが導入されると、青天井を敬遠していた人たちもパチンコに目を向けるきっかけにはなった。

が、時間が経過するとともにパチンコの天井近くまでハマっている台を露骨に狙う悪質なハイエナ行為が横行。結果として遊タイム機はそこまで人気になることなく、今では一部の甘デジぐらいにしか導入されていない。

で、ここからが本題。現在スマパチ導入により、前述のCタイムを搭載した機種をハイエナがまた狙っているのだ。

ホールに導入された直後の新台はRAMクリアされた状態。だから新装回転したその瞬間に打つことで、最初の1回転の大当たり期待度は20%におよぶ。また、朝イチにRAMクリアして開店するホールも少なくなく、そういったホールはCタイム専門ハイエナに目をつけられやすいのだ。

このわずかな期待値。こんなものにまでハイエナたちは目を向けて露骨に狙い始めているというわけだ。

ホール側からすれば、美味しいところを一部のハイエナだけに味わってもらうメリットはない

「警告 朝一番、スマパチの数回転即ヤメは当店がプロとみなした場合即出禁対応させて頂きます」

この一文は、あるホールが営業中に立て看板で掲げていたメッセージである。これが5ちゃんねるに画像として貼られていた。

今の時代、パチスロコーナーには最初の1回転でレア役を引くと100%大当たりするという機種もある。なのでこの機種を片っ端から1Gだけ回してやめていく人が出るようになった。このみっともない行為が招くものは、他のユーザーからの「うわ、1Gだけ回してやめてる。ケチがつくから打つのやめよ」という感情。僕だってそんな台打ちたくない。

で、スマパチも前述のようにCタイムが導入となったことで、RAMクリア狙いのハイエナが跋扈。これをけん制する意味でも、ホールによってはこうしたメッセージを掲げるようになったわけだ。

僕はユーザー側なので、あんまりユーザーへの警告メッセージがうるさいホールでは打ちたくないけど、このメッセージは一般遊技者には一切関係がないもの。常習的に1回転ヤメをしている人にあてた言葉なので、僕ら普通の遊技者が嫌悪するものとは性質が違う。

むしろこういうメッセージを提示しているホールの方がハイエナに悩まされなくて済む可能性も高いので、個人的にはこういう店で打ちたいなぁ。ハイエナを一切警戒しない店って、美味しいところを全部ハイエナに奪われて一般ユーザーがいい思い出来なくなる可能性があるし。たまには勝ちたい僕らとしては、ハイエナがその可能性を横取りしちゃうのは面白くないのだ。

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