山口達也「またTOKIOとしてやっていけたら」謝罪会見で語る 「事件性あるとは思ってなかった」ともコメント
山口さんはお酒の飲み過ぎで肝臓の数値が悪化し、1月15日頃から入院していた。被害が発生した2月12日は退院の日で、朝の収録を終えて自宅に戻ったという。
夕方まで一人で相当な量を飲んでいたが、その後被害者に電話をかけて話し込み、家で話をしたいと誘ったという。自宅には、被害者とその友人の2人が来た。警察の話によると、自宅に呼んだのは20時頃だった。
その後、リビングで30分から1時間ほど話をしている際、被害者に強引にキスをしたとされている。山口さんはこの時のことについて「酩酊状態で記憶がない」そうで、被害者とその友人が帰ったことも、「目を覚ましたらいなかった」ことで気づいたという。
2月に発生した被害が今になって報道されたことについては、
「私のところに警察から連絡が来たのが3月末。すぐに3月末に取り調べが始り、記憶を思い起こすまで時間がかかった。内容が内容なだけに、こういうことがあったたと言うのが自分でも怖かった。誰に相談していいかも分からず、事務所には4月頭に相談した」
と経緯を説明した。自らの行動も、「警察に事情を聞かれるまで、事件性があることとは思っていなかった」と振り返った。
警察との話でも「まずは会社と自分と被害者で話ができれば」というスタンスだったため、「メンバーには話をしていない」という。改めて、今メンバーにどんな思いを持っているか聞かれると、
「もう人生の半分くらい、彼らと一緒に戦ってきて、助けて助けられてTOKIOはここまでこれました。しかし、私の身勝手な件で、彼らがどれくらい辛い思いをしているのか、どういう思いで過ごしているのかを考えると、どうしていいかわからないですけれども……。甘い考えかもしれませんが、怒ってくれるのも彼らくらいしかいない歳にもなったので、彼らを信じて、もし待ってくれている場所が、私の席がまだそこにあるのであれば、またTOKIOとしてやっていけたらなっていう……ほんとにすみません」
と声をつまらせた。朝の情報番組で「連帯責任」と繰り返していた国分太一さんについては
「少ない情報の中で彼なりに私を解釈してくれて、申し訳なかったというのと、私の代わりに先に世の中の人に伝えてくれてありがとうという感謝です」
と思いを語った。ファンに対しては、「長く活動する中で、老若男女問わず応援されるグループになり、本当なら、子どもたちの手本になれるような人間でなければならなかったのですが……関係者の人たち、スタッフにも、謝っても謝りきれません」と涙を流していた。
被害者家族「娘のことはそっとしておいてほしい」
会見では、被害者と知り合った場所、年齢などの質問も飛んだ。一部報道では、NHK Eテレの「Rの法則」で知り合った16歳の女性とも言われていたが、山口さんは「未成年ということは知っていたが、年齢までは知らなかった」と、詳細を明かさなかった。
被害者の保護者は、ジャニーズ事務所の顧問弁護士を通して以下のコメントを発表した。
「今回、娘が被ったことは、親として消して許せるものではありません。ただ、娘にも山口さんにもこれからがあります。この過ちで一人の人間の未来がすべて奪われてしまうことは、望んでおりません。娘の心の傷に向き合って生きていってほしい。娘についてもそっとしておいてもらいたいと思います」
報道陣から、被害者への思いを聞かれた山口さんは
「事情聴取が始まってからは毎日のように考えている。簡単に一言『傷」では済まされないこと。『家に来れば』って言われた時、やっぱり断れなかったこともあるだろうし、未成年からしたら大人の男性は怖かったんだろうなって、後になって。もしかしたら、一生忘れられない出来事だったのかなと考えると、本当に申し訳ない」
と、泣きながら謝罪した。