スマホの充電は「半分減ったらフルに近いくらいするのが良い」 節約アドバイザー「継ぎ足し充電で劣化することあまりない」
1月16日の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)では、節約アドバイザーの和田由貴さんがスマホの充電方法について語った。番組では出演者らが、スマホの充電は「無くなったらする派」か「こまめにする派」かで分かれた。出演者のひとりである木村拓哉さんは「90%台が気持ちいい」と感じるため、90%を下回ったらすぐ充電するという。
「無くなったらする派」のマツコ・デラックスさんは「できるだけ使い切ってから充電したほうが長持ちすると聞いた」と反論。一方ブラックマヨネーズの小杉竜一さんは、「100%にするのはバッテリーに良くない。使い切るのも良くない」と聞いたことがあるため、常時50%~90%くらいになるようこまめに充電していると明かしていた。(文:石川祐介)
「すごく使い切ってからまた充電するほうが劣化につながる」
この議論を聞いた後、和田さんはスマホを充電する際にかかる電気代の話について説明した。「スマホを充電する時にかかる電気代は微々たるものなんです。結構気にされる方が多いんですけど、0%からフル充電で約0.2円しかかからない」電気代を節約するために充電をできるだけ控える人は少なくないが、その節約術はあまり意味がないという。
充電池の”持ち”や”劣化”を考えると、一番正しいのは小杉さんの方法だ。ニカド電池やニッケル水素電池は、使い切ってから充電するほうが長持ちするが、スマホで多く使われているリチウムイオン電池はそれらと逆で、「継ぎ足し充電をすることで劣化することはあまりない」と断言。
「それよりも、すごく使い切ってからまた充電するほうが劣化につながるので、半分ぐらい減ってきたら、フル充電に近いくらい充電するのが良い」
とアドバイスしていた。
和田さんによると、メーカーや機種にもよるが、ずっと100%の状態で充電し続けることも良くないのだそうだ。番組中で明石家さんまさんが明かしていたように、寝ている間に充電し、100%のまま放置している人も多いことだろう。電池を長持ちさせるためにも、今晩から充電のタイミングを変えたほうが良さそうだ。