マツコ、大坂なおみを「日本的な教育を受けてない成果」と語る 「誰も介入せず今までどおりやって欲しい。切なる願いです」
番組では日刊ゲンダイの記事を紹介。「大坂日本に縛り付けたい」という見出しで、テニス協会やマスコミ、官邸が大坂選手を囲い込みたがっているという内容だった。ある全国紙の記者は大坂選手の国民栄誉賞の可能性も示唆。「今回のフィーバーを官邸が放っておくはずがない」と語っているという。
マツコさんはこれに意見を求められると、「だからあのー、国民栄誉賞ならいいけどさ」としつつ、日本の協会など様々なものが囲い込み入ることには懸念を示した。
「彼女の何が凄かったかって、勇気をもって家族でアメリカに移住して、日本的な教育みたいなものを受けずにやってきたからこそ、今の成果なわけじゃない」
「だからそこで変に、日本的なものを強要して欲しくないなってのが凄いあって」
と、持論を語った。さらに、じっくり諭すようにこう力説している。
「日本代表としてオリンピックとか出てくれるんだったら、もうそれはありがとうって思って、やり方は今まで通り、誰も介入せず、彼女のファミリーがやってきたやり方を、そのまま誰も犯さずにやって欲しいなっていうのがもう、切なる願いです!」
世界中で愛される大坂選手、そのままでいて欲しい
大坂選手は1997年10月16日生まれの21歳。父はハイチ系アメリカ人、母は北海道根室市出身の日本人で、自身は大阪生まれだ。3歳(2001年)の頃、父方の祖父母がいるニューヨーク州へ家族で移住し、姉とともに毎日6時間近く練習をしたという。
マツコさんは、日本の協会や教育について何が悪いなどと言及しなかったが、日本の全体主義的傾向や、昨年から相次ぐスポーツのパワハラ問題などを見ていれば、日本的な環境がお薦めできないことは当然のように感じてしまう。
他方、同番組コメンテーターの若林史江さんは、日本だけでなく世界中で大坂選手のマイペースでかわいいしゃべり方が愛されていることに触れ、「ちょっとほっこりしました」と語っている。世界中で愛されるスターが日本だと育たないわけではないだろうが、マツコさんの言う通り、大坂選手には今までのやり方を続けてナチュラルな魅力を失わずにいて欲しい。